世界中で読み親しまれているビアトリクス・ポターの童話「ピーターラビット」。
中でもお馴染みの第1作品目『ピーターラビットのおはなし』がしかけ絵本になりました。
「マグレガーさんのはたけにだけは、いっちゃいけませんよ」とおかさんに言われてたのに、
いたずらっこのピーターは、マグレガーさんのはたけにまっしぐら。
優雅にレタスやラディッシュを何本か食べていると・・・マグレガーさんに見つかった!
さぁ、大変。マグレガーさんはピーターを追いかけてきます。
そう、ピーターラビットというのは、なかなかハラハラドキドキさせられることの多い物語なのです。しかけをめくると、こんな近くにマグレガーさんが!!必死で逃げるピーターは、あみにひっかかっちゃったり、くつを落としたり、ものおきでは後一歩のところで見つかりそうになったり。その一つ一つのドキドキの場面が、つまみ引きしかけや、めくりしかけで臨場感たっぷりに楽しむことができます。
もちろん可愛らしく美しい絵もそのままです。
物語をこんな風に手を動かしながら読んでいくと、まるで自分も物語の中にいるような、一緒に体験しているような楽しみ方ができるのかもしれません。
そしてそれがしかけ絵本の大きな魅力の一つですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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