「こどものとも 日本の昔話 天のかみさま金んつなください」 みんなの声

懐かしい昔話！どんな内容のお話だったかな？
と記憶を呼び覚まそうと借りてみた本です。

しかし幼い子供達には難しい表現や方言が入っているので、
わかりやすい言葉に同時翻訳しながら読ませていただきました。
（戸→ドア、わらし→子供達、金ん綱→金の綱）

やまんばが出てくる怖いお話なのですが、
やまんばと３兄弟の掛け合いが思いの外面白くて、図書館で３回は借りて読みました。

「ぐちゃぐちゃ噛んで、ペッペと吐き出す」

というフレーズは子供心をくすぐるのか、今だに何かの拍子に言ってしまいます。笑

東北弁？
山形の再話のようです

梶山さんの絵＝昔話　のイメージあり
文字がちょっと多いかな

内容が
「おおかみと７ひきのこやぎ」の
やまんば版　のような感じ

なので、読んでいくうちに
はらはら　ドキドキで
気になって、文字の多さを忘れます

「金（かね）んつな」って
なんだろう？？？　
と、思ったら・・・

読んでからのお楽しみです

梶山氏は昨年亡くなったんですよね
この作品は、１９８８年「こどものとも」発行で
今年２０１６年３月に再販？されたようです

おおかみとこやぎたちの童話にどこか似ているお話です。
留守番している三人兄弟の用心深さに、なんとか騙そうとするやまんばの姿が滑稽にも思えるのですが、梶山さんの絵の影響でしょうか。
やまんばにつかまってしまってからの展開はハラハラどきどきですが、ここからは耳なれないタイトル「天のかみさま金んつなください」の出番。
知っている昔話との共通点がありながら、新鮮さのある不思議なお話でした。