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ゆきむすめ」 ママの声

ゆきむすめ 作:今江 祥智
絵:赤羽 末吉
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1981年
ISBN:9784033310602
評価スコア 4.57
評価ランキング 5,962
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  • このお話は昔話を元にした今江さんの創作昔話です。
    よくある雪女の話とはちょっと違ったひとりの雪女の恋の物語でした。
    雪女のもとの姿が「つらら」という発想も面白かったです。
    最初の4ページくらいめくったときは、雪女の伝説をいろいろまとめた短編作品なのかと思いましたが、後半は一人の「ゆきむすめ」にスポットを当てていて、じっくり読ませてくれました。

    赤羽さんの描く、雪国の世界観がとても素敵でした。
    風みたいになって飛んでいく雪女たちの姿が、妖っぽく印象に残りました。
    主人公の「ゆきむすめ」が好きになった村の男は、初めて会った時はぼさぼさの頭に無精ひげを生やしていたのに、
    ゆきむすめと夫婦になった後のシーンで登場するときは、頭もこざっぱり結んでいて、ひげも剃っているんですよ。
    嫁さんの力はすごいなぁと、思いました。

    何回か読み返しましたが、とても余韻の残る素敵なお話なので、今度ぜひ、子どもたちに読んでみたいです。
    小学校4年生くらいからいかがでしょうか。

    投稿日:2020/08/09

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  • 切ない

    赤羽末吉さんの絵本を中心に読んでいます。

    「ゆきむすめ」は、ロシアの昔話が有名ですが、このお話は「雪女」がペースにあると思いました。

    どことなく「つるのおんがえし」の要素もあるように感じました。

    身を挺して人を守るところは「いしになったかりゅうど」の要素も感じられますし、

    創作なのでいろいろなお話の要素は感じますが、一つのお話としてとても切ないものを感じました。

    雪女と人間の女たちとのすさまじい争いや、その中で一人だけ交わらない心の優しい雪女など、

    これは創作の魅力・オリジナリティだと思いました。

    主人公のゆきむすめの登場の絵が、「すがたもやさしいが、こころもやさしい」という文章と対比すると、

    やさしいというよりはきりっとしたしっかり者のゆきむすめに見えて「あれ?」と思ったのですが、

    後半のとても芯のしっかりした気性を見ると、この姿はそれを予感させるものなのかもしれないと思いました。

    赤羽さん自身、日本の湿った雪や中間色を作品として出したいというお気持ちがあったようですが、

    雪が出てくる「かさじぞう」とはまた違った雰囲気があり、胸をとめつけられるような切なさが出ている作品だなあと思いました。

    投稿日:2010/12/24

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  • みんな 同じじゃないんやね。

    • みぽみぽさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 女の子13歳、女の子9歳、女の子4歳

    わたしがよく読んでいた、雪女とは違います。
    ゆきむすめは つららとなって普段は、いるそうです。

    誰かが○○だからと言って その人たちみんなが○○なわけではない・・ということが何となく感じられた絵本でした。

    ○○されたから ○○する・・といったことではいつまでも争いは続くばかりだと、押しつけて説明するより子どもの心にすとんと来るようでした。

    「なんだか ギュってなった・・。」
    と娘が胸に手を当てて言いました。

    読んでいて思うこと感じることは いろいろな雪。
    いろいろな風。いろいろな炎。

    「同じじゃないんやね。」
    と話してくれた娘に親ばかだなぁ・・なんて思いながらもとっても嬉しかった母でした。

    投稿日:2008/12/06

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  • 心優しい雪女

    「ゆきむすめ」という題ですが、日本の民話の1つ「雪女」のお話です。
    雪女のお話は、知っているようで、その結末がいまいち思い出せないお話の1つでした。
    大御所の今江さんに、赤羽さんが挿絵ということで、こちらの絵本を読んでみました。

    雪女のお話ってもっと怖い、
    雪女=悪といった固定観念があったのですが、
    こちらのお話は、ツルの恩返しに似ているなあと思いました。
    (助けられたとかいうわけではないのですが・・・雰囲気的に。)

    雪女は恐ろしものもいるけど、心優しい雪女もいる。
    人間と一緒なんだなあ・・・とそんなことを感じちゃいました。

    何よりも村の男どもを凍らせてしまうから、村の女どもが怒って雪女退治にむかうなど、
    ○○されたから○○する、とまるでいじめの原理みたいとも感じちゃいました。

    だからといって教訓っぽくないのが、昔話の良さかなと思います。

    もう少しほかの雪女のお話も読んでみたい。
    そんな気になる絵本でした。

    投稿日:2008/01/31

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