園長先生に勧められた絵本です。
小さな男の子がお母さんにもらった人参のたね。
誰も芽などでないと思っていたけれど、
男の子は周囲の意見に影響されることなく、
人参の種を大切に育てるお話。
絵本の男の子のマイペースな表情が印象的です。
読み終わった後は、信じる力はいいな・・・という感想と、
子ども達にも読みやすいなという簡単な感想でした。
それから子育てをしているうちに、
この絵本を何度も思い出すようになりました。
人参の種がまるでわが子の成長のように思えてきます。
わが子だけ出来ない事や成長がゆっくりな点があったり、
幼稚園に在園していると、
ついつい他の子と比較してしまう状況になります。
そんなとき私は、この絵本を思い出します。
子どものペースで成長する、親として信じる力、
周囲の意見に影響されない心の強さ、
自分の考えでゆっくり愛情をこめて育てていくすばらしさ、
きっとわが子なりに立派に育ってくれるだろうという希望を
この絵本から教えてもらえます。