上の子の通う小学校で読み聞かせをしていますが、今どの学年でも喜ばれるお話のひとつが、これです。子どものいないおばあさんから、不思議な薬の力で生まれたそっくりな9人の兄弟。それぞれの持つスーパーパワーで悪い王様をやっつける、というストーリー。例えば「さむがりや」という名前の子は、炎の中にいれられてもすずしい顔・・・そのうち王様の薪がなくなってしまう・・・という具合。
実に痛快で、しかもそれが9回も味わえるので、子どもたちは次を予想しながら楽しんで聞いてくれます。うちの息子たちも今毎日読んでくれと持ってきます。
また、赤羽末吉氏と君島久子さんのコメントがはさんであるのですが、中国の虐げられていた民族の歴史から生まれたという背景なども、考えさせられるものがありました。