『I DON’T WANT TO BE A FROG』が原題。
訳がとても軽快なのが、題名から伺えますね。
カエルであることに嫌気を感じた子どもが、父親に不満をぶつける展開です。
ネコ、ウサギ、ブタ、フクロウになりたいと主張しますが、
父親は軽妙に論破。
そして、新たな論客、オオカミが、新しい視点を提示します。
これが妙に説得力がありますね。
シンプルに、自己肯定が伝わってきます。
劇作家でもあり、コントにも力を入れている小林賢太郎さんの訳が、
会話をとてもイキイキとさせています。
これは素晴らしいと思います。
やはり音読でたっぷり楽しみたいです。
小学生くらいから大人まで楽しめるクオリティだと思います。