最初に読んだとき、息子も私もこの絵本の内容がピンときませんでした。
約束を守らなかったから船から落っこちてしまったのはわかるけれど
どうしてガンピーさんは平常心なのと・・・
みんなが約束を守らなかったのだから、なにかあってもいいのに
いつものままだなんて、なんだかしっくりこなかったのです。
ガンピーさん、落っこちてしまったのに、顔がいつものままなんです。
普通ではありえませんよね??
けれど、何度か読んでいくうちに、ガンピーさんのやさしさが伝わってきました。
子どもたちはワガママを言ったりするもの。
どうして落ちたかも、子供たちはわかっている。
そこで「ほら、約束を守らないから・・・」
などと言わない。
子どもたちなりに内心反省しているのだなと思いました。
きっとまた同じような過ちを繰り返すと思いますが
繰り返して繰り返して、だんだんわかっていくものなのだと思いました。
ガンピーさんの姿勢を見習いたいです。
ついつい子供に「ほら!」と言ってしまうので・・・
ちなみに息子はガンピーさんの家が川のすぐ近くにあることに
興味を持っていました。
「どうして船がひっくりかえっちゃったの??」
と・・・
まだピンときていませんでした。
「みんなが動いたりしたからじゃないかな?」
と話しておきました。
この絵本を通じてしつけをしようとか思わないで
ガンピーさんとの舟遊びを息子と楽しみたいと思いました。