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月のしかえし」 みんなの声

月のしかえし 作:ジョーン・エイキン
絵:アラン・リー
訳:猪熊 葉子
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:1995年11月30日
ISBN:9784198603977
評価スコア 4.63
評価ランキング 3,638
みんなの声 総数 7
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  • 五感で感じる絵本です。

    • ちゅら。さん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子13歳

    しっかりと、読み応えのある物語絵本です。
    エイキンが紡いだ昔話に、アラン・リーの絵が命を吹き込んでいます。

    キーポイントの数字は7。
    7回もの繰り返しも、飽きることなく引き込まれます。
    波の音、風の音、バイオリンの音色が絵本の中に響いていました。

    異空間へ旅してきたような心地よい読後感にひたりました。

    投稿日:2010/03/09

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    1
  • 7にこだわる 作者の意図 天地創造や 七という数が完全性を表す数だという 後書きで納得しました

    7番目の息子 セッピーは バイオリンが好きで 自分で作るほどの才能があります
    お話は セッピーを試すかのような  お月さまに 靴を七つ投げるように言われるのです  そのとおりにしたら 月がしかえしをするのです
    それは不思議な出来事でした
    生まれてきた妹が口がきけないのです   妹はセッピーの奏でるバイオリンの音色が好きでずっと セッピーについて回るのです

    海に現れた怪物は 襲いかかるのですが、セッピーのバイオリンの音色でみんなが救われるのです
    怪物はその音色を聞いているうちに だんだん小さくなり姿を消してしまうのです  
    ちょっとミステリアスです。 妹も 話ができるようになると言うめでたしめでたしの お話です
    バイオリンの名人として 有名になったセッピーの不思議なお話でした

    アラン・リーの絵は名画を見ているようで 素晴らしいと思いました

    本当に月がしかえししたのでしょうか?
    余韻の残るラストでした 

    投稿日:2015/11/17

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  •  絵本という概念でこの絵本を手にとって読もうとすると、ちょっとめげてしまうかもしれません。文章がとっても、長いんです!

     幻想的なお話が好きな人には、好まれると思います。そして、児童文学のエイキンの作品が好きな人には、エイキンの描く不思議な世界が、画家の手によって、自分の想像を超えた、或いは自分の想像とはまた違う形で、絵によって表されたことを楽しめる絵本だと思います。

     それにしても、月の表面の黒い模様は世界中の人々の想像をかきたてるのですね。それだけ、人々は月を見上げているということなのでしょう。とりたてて、気にしていなかったけれど、この絵本を読んで、月の存在の大きさを感じました。

     おじいさんのバイオリン弾きとしての才能を受け継いだゼッピー。「おれだったら、王さまたちがもう戦争はしないというまで、バイオリンを弾き続けるだろうな」という意味の言葉が印象的でした。

    投稿日:2015/10/27

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  • 面白くて何回も読み返しちゃいました。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子18歳、女の子13歳

    すごく好みのおはなしでした。
    リアルな生活感(靴を気軽に買えない家庭だということ)がしっかり表現されているという土台の元に描かれているファンタジー感がよかった!!
    元々あった西洋の伝承を元に描かれた物語だそうで、その昔話のような時間の流れや不思議感がよかったです。
    西洋の人たちは「月の表面に見える凸凹」を、お月さまの顔のシミだと思っていたんですね〜(^.^)
    国が違えば月の見方もずいぶん変わるものです。

    邦訳者の猪熊さんが後書きで、この作品についていろいろ書いてくれています。これを読むと、このお話が更に面白くなりますので、ぜひ、後書きまで読んでください。

    ストーリー自体は少々長めなので、読み聞かせ等に使うのは難しそうですが、とても素敵なお話なので、小学校の高学年から中学生、高校生などにブックトークする機会があったらぜひ、紹介した1冊です。

    投稿日:2013/12/27

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  • タイトルにドキッ

    この本を手に取ったきっかけは、月が「しかえし」するんだ!という
    驚きからでした。
    なんとなく、自分の中では勝手なイメージではありますが、
    月と言えば、神様のように、人間たちに何かを「与える」存在で、
    まさかしかえしをするなんて、考えられなかったのです。
    一体どんな「しかえし」をするんだろう?

    さて、このお話を、10才の息子と一緒に楽しみました。
    確かに字も多くて長いのですが、
    なんとも幻想的な絵、ぐいぐい引き込まれてしまうストーリー、
    7,7,7,のミステリー。

    妹のオクタビアが口をきいたと思ったら,その口から出た言葉は
    思いもかけないこと。
    本当に最後まで、お話の展開に釘付けになり、
    最後の最後まで楽しめたおはなしでした。

    4年生は学校で星や月のことを学んだと言うことで、
    また、ちょうど満月できれいな月が見えた時期だったので、
    おはなしを読み終えた後、親子で月をしみじみと眺めました。

    親子でどっぷり月に魅了されました。

    投稿日:2012/11/01

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  • 幻想的で、怪奇的で、神秘的で

    「バイオリン」が上手になりたい。そんな願いをこめて、七晩続けて月に投げた靴。
    月がおこって、セッピーにひどい仕打ちをしました。
    その晩に生まれた妹のオクタビアは口がきけません。
    月が言った七年後に起こった怪奇な出来事。ゆうれい、怪物の登場と大混乱。
    その中でセッピーはバイオリンを弾き続けることで、月の呪縛から解放され、妹は口がきけるようになります。
    ヘンリー8世の時代。西洋の伝承文学の雰囲気と、スペクタクル映画の壮大さを持ったお話です。
    リーの絵も神秘的で、見る側に迫ってきます。
    ただ、7ってどんな意味なんだろう。
    7番目の息子を父親の7番目の息子のセッピーが、自分の願いのために7歳になって、7歳までの年ごとに履いた靴を月に投げる。妹のリーが呪いから解き放されるのが7歳。セッピーは14歳までの7年間を月に縛られるのです。
    ラッキーセブンだと思った「7」の意味。
    私の中に謎が残りました。
    月のクレーターをモチーフにするとこんな物語も出来るんですね。

    おまけですが、この絵本、文章がとても長い。
    私の話し方の抑揚のなさが大いに影響してか、息子は途中で疲れてしまいました。
    話に興味をもったのか、その後自分で読み直して納得の様子でした。
    内容のきめ細かさにとても味があるので、本人に読んでもらいましょう。

    投稿日:2009/08/04

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  • 怒った月は怖い

    • ねがいさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子7歳、男の子2歳

    迫ってくるような月の、妖しい光に浮かび上がった港町が
    印象的な表紙のこの絵本。
    かなりの文章量があります!でも、前半の神話のような雰囲気と
    後半の冒険物語のような勢いとが良い感じに混ざっていて、
    飽きることなく最後まで読みました。

    怒った月の迫力や、竜の存在感、打ち上げられたバイオリンの美しさ、
    靴1足1足のエピソードなど、見所がたくさんあります。

    お話は月のクレーターのことなんですが、多分娘はクレーターなんて
    知らないんだろうなあと思いながら、特に説明もせずに読みました。
    知らなくても、緊張感でドキドキして、お話の世界に引き込まれること
    間違いなしです。

    投稿日:2008/05/09

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