英語版の本で読みました。日本語版のほのぼのした会話文は
なかなか英訳できないのでしょうが、物語として楽しめました。タイトルはずばり「勇気の木」です。
5さいの豆太は山でおじいさんと2人ぐらしで、家のそばに大きな木がある、なんて「ハイジ」に似てるなと思いました。大きなモチモチの木の枝は、生き物のようで本当にこわいです。うちの子供も「こわい」と言っていました。でも、夏になったらこの木にどれだけの葉っぱがしげるのでしょうか。夏のモチモチの木もみてみたいな、と思います。
ダイナミックながら繊細なきり絵に、あたたかいさし色が、とても素敵です。月明かりと星にデコレーションされたモチモチの木の美しさは、真っ暗な山の上だからこそですね。
子供は愛情いっぱいで育てられると、やさしくなれます。そして勇気はやさしさから生まれます。豆太はおおきくなったら、きっと勇気ある大人になれると思います