こういう作品に触れると、絵本は懐が深いな〜と思ってしまう。
読む人の年齢を選ばない。
読み方も選ばない。
サーッと読んで、後に熟読派。
表紙・見返し・扉絵そして本文へとじっくり派。
とにかく楽しかった。
単純なストーリーなのに、おもわず引き込まれてしまう。
夢があり、勘違いがあり、必死さも笑いになっている。
絵の細部にまで、読み手を楽しませてくれる思いやりのユーモア観がみえる。
お月さまに群がるネズミのページの迫力に、驚いた息子が絵本を放り出しました(笑)。
リスが想像する牢屋の中のシーンは、何度見ても笑えました。
エンディングもほのぼので、人を楽しくさせたり、暖かい気持にさせてくれる作品です。