7歳の娘が自分で選んできた本です。
「ここはどうぶつのためのびょういんではありません。」
「こどもたちが、どうぶつに、わるいところをなおしてもらいにやってくるびょういんなのです。」
野菜が苦手な女の子には、食べることが大好きなぶたの家族、学校の先生のお話が耳に入らない男の子にはうさぎさんが、カウンセリングにあたります。
そしてある日、いじめっこが追いかけてこないようにどうぶつびょういんに入院したい、という男の子がやってきます。
いろいろな動物たちが、男の子に語りかけるアドバイスは、優しく、読んでいる子どもたちの心に染み入ることでしょう。いじめられる子どもにも、いじめてしまう子どもにも、ふと立ち止まって考えてくれるきっかけになるかもしれません。