「でんでんむし」 ママの声

生まれたばかりの、小さな小さな、あかちゃんでんでんむし。
お母さんに守られながら、おそるおそる、世界に触れていきます。

やさしい文章と、切り絵の美しさに引き込まれます。子ども達も、自分なりの年齢、自分なりの立ち位置で、感情移入というか…物語の世界に入り込んでいく様です。

子どもの可能性、子どもを守る大人。
希望とか安心感とか、そういう、生きていく上で根っこの部分が描かれている事が、沁みてくるのだと思います。

読めば読むほど、味わい深くなる、一冊。

最近なかなかかたつむりを見つけづらくなり、次男に向けて読んだ１冊。絵が切り絵ぽくて素敵です。
歌ではなじみあるかたつむり。
ちょっとこわがりなあかちゃんの話です。
目をだしたでんでんむしに見えるものすべてを母さんは教えていきます。これからもっといろいろみて自分で学んでいくんだね。

ごんぎつねで有名な新美南吉の絵本なので手に取ってみました。何かストーリーやオチがあるわけでなく自然の一コマを描写したようなでんでんむしの親子のやりとりだと感じました。最初の好奇心旺盛な子供のでんでんむしと最後の3こまに出てくる用心深い子供のでんでんむしが繋がらなくて理解に苦しみました。

赤ちゃんでんでんむしとおかあさんでんでんむしの親子のお話。
見るものすべてが珍しい赤ちゃんでんでんむしがおかあさんに質問をしていきます。
はっぱ、あさつゆ…とひとつひとつ優しく教えてくれるおかあさん。いいですねー。
聞かれても知らないことはしっかりと知らないと答えるおかあさんです。

親子のカタツムリのお話です。
赤ちゃんカタツムリの驚きかたが、新鮮でした。
初めて見るもの、感じるものに対して、素直に感じたままの言葉が聞けたように思います。
見守るお母さんカタツムリも、優しかったですね。
切って貼ったような独特の絵も、素敵でしたよ。

この絵本な絵はとっても変わった感じで、私はきれいだなって思って見ていました。子供は、親子のカタツムリのやり取りが面白くって、読み終わってからすぐまた読んでって言ってきました。最近カタツムリが多くみられるので、本物ともリンクできてよかったです。

うまれたばかりの　ちいさな　すきとおるようなでんでんむし。
ほそい目にうつるものは全て知らないものばかり。
おかあさんがやさしく教えてくれます。
とってもやさしい本です。

表紙のすてきなでんでんむしに惹かれて読みました
最初のイメージ通りのすがすがしい絵本でした
赤ちゃんでんでんむしにお母さんでんでんむしが
いろんなことを優しく教えます
あさつゆ、はっぱ、そら・・・・
そして空の向こうには・・・？

お母さんも知らなかった空のむこうに思いをはせている後ろ姿が
何故か子供の姿と重なりました

お母さんが知っている事は聞けるけど、
知らない事は自分で知っていかなければいけないのは
でんでんむしも人間も同じだなと頼もしい気持ちになりました

親子でんでんむしの温かい日常のおはなしです

淡い色の切り絵がとてもやさしく、
小さな生き物「かたつむり」の生命力、自然とのかかわりを
ふんわり感じさせられる作品でした。
かたつむりの母と子の会話がとてもいい！
読んでいると、子供たちが小さかった頃を思い出しました。
無垢な小さなかたつむり。
希望に満ちている姿がなんだかうらやましくもあり、
応援したくなりました。