かいじゅうたちのいるところ」 みんなの声

かいじゅうたちのいるところ 作:モーリス・センダック
訳:じんぐう てるお
出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:1975年
ISBN:9784572002150
評価スコア 4.49
評価ランキング 10,784
みんなの声 総数 313
  • この絵本のレビューを書く

並び替え

313件見つかりました

  • ちょっぴりこわいけど・・・

    • りろりろさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、男の子4歳、男の子4歳

    この本を初めて子供たちに見せた時、ちょっぴりこわ〜いかいじゅうたちの絵にドキッとした様子でした。怖いお話なのかな、と思ったようです。でも主人公のマックスは、自分たちと一緒、いたずらが大好きな男の子。おふざけがすぎて、ママに夕食抜きで寝室に放り込まれてしまいます。でもマックスは泣きません。それどころか、大冒険に出かけてしまうのです。着いたところは「かいじゅうたちのいるところ」。でもマックスはかいじゅうなんかこわくない!そしておうさまになってしまいます。マックスがかっこよくて、子供たちはお話の世界に入り込んでしまいました。でもマックス、だんだんさびしくなって・・・。ラストはなんだかホッします。子供たちもホッとして、「ママもう一回読んで!」のリクエスト。2回目はマックスやかいじゅうたちと一緒に声をあげたり、かいじゅうおどりをしたり。大好きな1冊になりました。

    投稿日:2006/03/13

    参考になりました
    感謝
    1
  • 子どものやりばのないイラダチ?がよく描かれていると思います。

    いたずらっこ、マックスは元気いっぱい。
    お母さんに怒られてしまった。

    ところが、部屋の中にいると周りの景色はだんだん変わってきて・・・
    マックスが別の世界に入り込むにしたがって、絵の占める割合が増えてきます。
    かいじゅうたちと、踊るシーンは圧巻です♪

    でも、最後はやっぱり、だれかさんが恋しくなるんだ。

    この本、英語で読むと多少ニュアンスが変わって印象が違います。
    そちらもオススメ。

    投稿日:2006/02/23

    参考になりました
    感謝
    1
  • かいじゅうの王、かいじゅうおどり!

    子供向きに、変にこびていないところが大好きです。いたずらして、ママにゆうご飯ぬきにされちゃったマックスの部屋に、どんどん木が生えてきて・・かいじゅうの王になるのです!

    月夜の晩、本文がないたっぷり三見開き分(^_^;)マックスはかいじゅうと一緒にかいじゅう踊り。この間、本をゆらして適当にリズムをつけてあげると、うちの子は大喜びで勝手な歌を作って一緒に踊っていました。やっぱり「よっほっほ!」的な歌になるんですね。こっちが面白かったです。

    親に怒られたりすると、どこか自分が気持ちよくすごせる想像上のところに行ってしまいたいと思ったこと、とても記憶にあります。怒られている間も、「私の友達がただじゃおかないから!」なんて内心反抗してたり。マックスも、これから度々かいじゅうの王になることでしょう。それって大事なことかも。・・ってことは、親が怒って「ゆうごはんぬき!」って部屋に放り込むことも大事なのかもね。

    部屋に戻ってきたとき、ちゃんとほかほかのゆうごはんがおいてあります。私は、夢から覚めた(想像の世界から戻ってきた)一瞬の話とうけとめたのですが、うちの子は「見て!」と部屋の窓の外に描かれているお月様を指差しました。なんと!かいじゅうの王になった当初は、三日月だったのに、部屋に戻ってきたら満月になっているのです。これは夢から覚めたのじゃなくて、本当に「1ねんと1にちこうかいすると、かいじゅうたちのいるところ」に行ってきて、かいじゅうの王になっていたのかもしれません。すごいぞ!マックス!

    投稿日:2005/12/25

    参考になりました
    感謝
    1
  • 私もやってみたい!

    ある晩、マックスはおおかみのぬいぐるみを着て大暴れ…お母さんは怒った。「このかいじゅう!」とうとうマックスは夕ご飯ぬきで寝室に。すると、寝室ににょきりにょきりと木が生えだして、どんどん生えて…そこへ波がざぶりざぶり…。
    初めて読んだ時の衝撃。あ然とする展開、圧倒的な絵の迫力。ぜーんぜん良い子じゃないマックスと、独創的なかいじゅうたちが、とっても魅力的です。
    ああ、私もかいじゅうならしの魔法を使ってみたい! 白い三日月の下の、迫力のかいじゅうおどり! 
    かいじゅうの王様をやめたマックスが、1年と1日航海して戻ってくると、寝室にはちゃんと夕ご飯がおいてあって、まだほかほかとあたたかかった…ところもまた良いのです。文章も簡潔で、さりげなく、それでいて深い。
    原画をそのままアニメ化したビデオも出てますね。上条恒彦の語りも素敵です。(「世界絵本箱7かいじゅうたちのいるところ他」)ピアノの音(においの代わり)が効果的。できたら、グロテスクでプリティなかいじゅう達を、壁一杯の大画面で見てみたいなあ。

    投稿日:2005/12/08

    参考になりました
    感謝
    1
  • やっぱり、いい!

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子11歳、男の子8歳、男の子5歳

    寝る時に久しぶりに子どもが「読んで」と持ってきました。やっぱり久しぶりに読んでも、何回読んでもいいですね。我が家の3人の子ども達は、かいじゅうたちが出てくると、「これが末っ子、これがおにいちゃん、これがおねえちゃん、これがママ、これがパパ」と勝手に選んでいます。やっぱり末っ子は一番小さいかいじゅうを自分にしているのも面白いのです。
    母としては、最後の「夕ご飯があたたかかった」というシーンで「どうだ!」と言いたいような気分になるのですが、子どもはそんなのにはまったく気づいていないようです。とにかくマックスと共に旅に出て行き、かいじゅうたちとおどって、また1年と1日航海して戻ってきているので、「あ〜楽しい旅だった。はい、おやすみ」という感じでしょうか。でも無意識のうちに、やっぱり帰ってきてほっとしているような気がします。安心して帰っていかれる場所があるから、ハチャメチャな旅をうんと楽しむことができるのでしょう。
    我が家の本は、長女が散々読み、長男が散々持ち歩き、次男が散々触りまくったので、もうぼろぼろ。でも、セロテープであちこち補修してある痕を見ながら、こんなに好きになる本に出会えて良かったと心が温かくなるような気がします。

    投稿日:2005/10/18

    参考になりました
    感謝
    1
  • お父さんも登場してるよね

    私の一番好きな絵本です。

    子ども達も大好きで、読み聞かせの中心が児童文学に移った今も、時折「呼んで」とせがまれます。
    子ども達の好きな場面は、マックスが魔法を使って怪獣達の王様になるところ。
    それに続く、怪獣踊りの場面ではでたらめな歌や掛け声を挙げて読んでいます。

    ところで、この物語には、ちゃんとお父さんも登場していますよね。
    怪獣達の群れに紛れて、そーっと。
    よーく見れば、どれがお父さんだか判りますよ。

    きっと、仕事を終えて帰宅したマックスのお父さんは、マックスの空想の世界を壊さないように、慎重に忍び込んで、マックスと一緒に遊んだんですよ。
    その繊細な心配りも、各ページを注意深く読むと解ります。
    本当に少しずつ、少しずつマックスに近づいて、触れ合っています。

    だから、きっと、三日月が満月に変わったのも、マックスの心が丸く満たされたことを表しているんじゃないでしょうか。

    そして、お母さんも、マックスとお父さんが作り上げた空想の世界を壊さないように、そーっと晩御飯を置いていったのでしょう。

    そう思って見ると、表紙の絵も、マックスの空想の世界を、いつでも受け入れてあげようとする両親の気持ちが表されているように思えます。

    私と妻の子育てバイブルとも言える一冊です。

    投稿日:2005/06/12

    参考になりました
    感謝
    1
  • かいじゅうたちのいるところ

    • ござるさん
    • 30代
    • ママ
    • 沖縄県
    • 女の子11歳、男の子6歳、女の子3歳

     この春小学校に入学した息子。彼がこの本を手にしたのは今から5年程前のこと、あれから幾晩この本を読んだでしょうか。新品だった本も、ずいぶんとくたびれてしまいました。でも、未だに彼にとってはこの本は宝物のようで、週に1度は読んでいます。
     なにが彼をこんなにひきつけるのか、定かではないけど。ママにたてついちゃう生意気さ、冒険に出かけちゃう勇気、かいじゅうたちをおとなしくさせて(それも魔法を使える!!)そのうえ王様になっちゃう大胆さ、どれも男の子の心を捉えて放さないのでしょう。
     母としては、最後の「まだほかほかとあたたかかった。」に注目して欲しいけど・・・。

    投稿日:2004/04/09

    参考になりました
    感謝
    1
  • パパもワクワクして読んでます!

    • たっちゃさん
    • 30代
    • パパ
    • 大阪府
    • 男の子8歳、男の子3歳

    別冊宝島・きむらゆういちさん監修の絵本ガイドで紹介されていたので読んでみました。

    やんちゃな主人公マックスの不思議な冒険。
    かいじゅうたちのいるところへ。
    まさにファンタジーの原点と言える作品です。

    うちのママはあまり好きでないようですが、息子とパパはとってもはまっています。
    三才の次男ぼうは、「ぼくはマックス!」と主人公になりきっています。
    息子といっしょにかいじゅうおどりやかいじゅうの行進を楽しんでいます。

    図書館で借りてきましたが、買って手元にずっと置いておきたくなりました。
    近いうちに購入したいと思います。

    いちおしの一冊です。

    投稿日:2003/10/05

    参考になりました
    感謝
    1
  • こどもの夢

    • きっちょ!さん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子4歳、女の子3歳

     大人であれ、子どもであれ、繊細に描き込まれたモーリス・センダックの「かいじゅうたち」には、たちまち魅せられてしまうことを保証します。「かいじゅうおどり」のページでは、シーツをかぶりながら、子ども達と追いかけっこをするのが、我が家の恒例となっています。子ども達の、喜びようと言ったら、もうそれは「最高レベル」の興奮です。
     その時、私がとくに力を入れているのは、なるべく大人が「へんてこりんな動き」をすることです。子どもは、大人が変な動きをすると、それ自体で喜ぶものですが、絵本のストーリーの中で、マックスと一緒に戯れている気分になれると、空想であるはずのかいじゅうたちが、子ども達にはまるで、本当に見えているかのようになるようです。
     いつもの部屋は、あっという間にセンダック・ワールドへ変身してしまいます。
     心の底から、子どもの世界を堪能できる作品ですね。
     子どもと一緒に、私たち大人も、夢を楽しみませんか?

    投稿日:2003/07/12

    参考になりました
    感謝
    1
  • 絵本の醍醐味

    • ぼのさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子9歳、女の子7歳、女の子2歳

    ちゃんと読んだ記憶はないけど、どこかで何度も目にしてる、有名な絵本ですよね。いつかはちゃんと読み直して感想を書こう、と思ってたら、ちょうど長男が借りてきてくれました。

    やっぱり、いいものはいい!ですね。
    子どもなら誰でも経験するような、等身大のストーリーが魅力です。
    大暴れして、寝室にほうりこまれたマックスは、かいじゅうたち(モンスターみたいでかわいいですよね。)のいるところまで行って、王様になってしまう。
    文のないかいじゅうおどりのシーンは、子ども達の一番のお気に入りです。(次女もうれしそうに踊ります!)
    そして、やさしいだれかさんのところへ帰るラストが、またいい。

    夢なのか本当なのかわからない、絵本ならではの世界って素敵です。これぞ、絵本の醍醐味だと思うんです。
    他にも「おふろだいすき」や「めっきらもっきらどーんどん」(絵を描かれた降矢ななさんも、センダックの絵本が大好きだそうですね。)なんかがそうですよね?
    子どもと同様、私もワクワクします。

    投稿日:2003/07/07

    参考になりました
    感謝
    1

313件見つかりました

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

とこちゃんはどこ / からすのパンやさん / はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / きんぎょがにげた / にじいろのさかな / もこ もこもこ / おおきなかぶ ロシアの昔話 / おんなじ おんなじ / オニじゃないよ おにぎりだよ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



編集長・磯崎が新作絵本を推薦!【NEXTプラチナブック】

全ページためしよみ
年齢別絵本セット