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かたあしだちょうのエルフ」 みんなの声

かたあしだちょうのエルフ 文・絵:おのき がく
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,925
発行日:1970年10月
ISBN:9784591005361
評価スコア 4.81
評価ランキング 281
みんなの声 総数 77
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77件見つかりました

  • 怖いイメージがありました

    • オナミーさん
    • 30代
    • ママ
    • 岡山県
    • 女の子3歳、男の子0歳

     子供の頃読んで、とても恐ろしかった印象のある絵本です。

     ライオン、黒ヒョウの恐怖がとてもリアルで、『命の危機』という臨場感が、とても印象的でした。

     私自身が、とても怖い絵本だという認識があったため、なかなか、娘にも読み聞かせする機会がなかったのですが・・・。

     大人になって、娘のために読み聞かせすると、子供の頃、どうしてあんなに怖かったのか、理解できた気がしました。

     勇気とは何か。
     強いとは、どうゆうことか。
     優しさとは何か。

     『本当に強い人は優しい人』とよく言いますが、まさにそれを体現しているのがエルフなのでしょう。
     
     本当に、強く、優しく、勇気のあるエルフ。
     仲間を守るため、身を挺して戦うが、その結果、片足になってしまう。
     最初は餌を持ってきてくれる仲間たちが、時間と共に、だんだん彼を忘れて行く・・・。

     『みんな、どうしてエルフのことを忘れちゃうの? エルフに助けてもらったんだから、今度はみんなが弱っているエルフを助ける番じゃないの!』と、叫びたくなりますが、きっと、これが現実なのだろう、と感じました。

     『みんながエルフを助けて、幸せに暮らしました』で終わらないこの絵本のリアルさが、まるで、人間の社会の現実のような気がします。

     みんなが自分を忘れていく中、エルフはどんな気持ちで石を食べていたのか・・・?
     片足で戦うエルフに、援護しようという仲間はいなかったのか?
     エルフは、木になって幸せだったんだろうか・・・?

     
     『優しいエルフ、立派なエルフ』と感動できないのは、やはり、子供の頃に読んで怖かったという、ネガティブなイメージが、この絵本にあるからかもしれません。
     大人になっても、いろいろ考えさせられる絵本です。

    投稿日:2008/06/22

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  • 最後の終わり方がいい

    絵も内容も強烈なインパクトがありました。
    息子が成長して小学生になった頃に、ぜひ読んであげたい!!!と思いました。

    真の強い人というのは、どんな人だろう?
    勇気を持つってどんなことなんだろう?

    そんなことをこの本から感じ取って欲しいです。
    エルフの心の強さ、本当の優しさ〔他人を思いやる気持ち〕に胸を打たれました。

    私は最後の終わり方がいい!と思いました。アフリカの大草原の光景がはっきりと目に浮かぶようです。〔小さな子供にはちょっとわかりにくいのかしら・・・〕

    投稿日:2008/03/14

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  • 必読の一冊

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    あとがきにあるとおり、この作品は、アフリカの草原にそびえ立つバオバブの樹から生まれたとのこと。
    1970の作品で、小学校の課題図書にもなっているので、多くの人に読み継がれている作品だと思います。

    一言で言うと、久々に骨太の作品と出合えたということ。
    最近は、楽しい作品に傾注しがちだったのですが、絵本には、こんな素晴らしい世界もあるのだと再認識させられました。

    だちょうのエルフは、群れを襲うライオンと戦って片脚を失ってしまいます。
    そして、段々とみんなに忘れさられてしまいますが、また敵が群れを襲うのです。
    今度はくろひょうで、子供たちが逃げ遅れてしまいます。
    エルフは、子供たちを守りたいという一心で、くろうひょうを撃退するのです。
    見返りのない献身的な姿に感銘を受けざるを得ません。
    そして、感動のエンディングなのですが、子供を守るということの意味を教えてくれるような気がします。

    本当の優しさとか強さって、何なのかを読む者に問うてきます。
    色々考えさせられて、その思いはしっかりと心に刻み込まれるのではないでしょうか。

    絵は版画で、その迫力が物語を力強いものにしているのですが、逆に臨場感が年少だと怖がるおそれもありますので、注意が必要かも知れません。
    必読の一冊。

    投稿日:2008/03/02

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  • 読み聞かせたい!

    • かっぴーさん
    • 30代
    • せんせい
    • 埼玉県
    • 女の子3歳

    古い絵本のようですが、同僚の先生からおススメ絵本として紹介してもらい、とても感銘を受けました。エルフの犠牲心ともいえる優しさ、強さ、たくましさは、子どもたちの心にぐっと染み込むものだと思います。特に幼児後期(年長クラス)に静かな部屋で、じっくり、しっとりと読み聞かせてあげたいと思いました。木版画の絵も、レトロな感じがして、物語と合っているいるように思います。

    投稿日:2008/01/31

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  • 勇気・強さ・優しさ

    • ポポロさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子8歳

    子どもの頃に読んで強烈な印象が残っている作品です。
    久しぶりに手にとり息子と読みました。
    大きな雄のだちょうのエルフは強くて優しくてみんなの人気者。
    ある日、ライオンから子どもたちを守るために片足を失います。
    思うように動けなくなり、仲間たちもしだいにエルフから遠ざかっていきました。
    そんな中、今度は黒ひょうが現れ、エルフは・・。
    ラストシーンでは思わず目をつぶってこみ上げるものをこらえたくなります。
    読み終わると、息子も切ない気持ちで一杯になったようで、
    「かわいそう・・・でも、すごいね・・」と言葉少なに語りました。
    エルフの行動は本当の勇気とは?強さとは?優しさとは?を私たちに問いかけます。
    自己犠牲についてもいろいろな考え方があるでしょう。
    野生の大地に生きる厳しさも感じられ、どんなことを思い生きていくかを
    じっくりと考えたくなる作品です。
    力強く、迫力満点の版画絵もこの作品をより印象深くしています。
    この絵があったらからこそ、より鮮明に子どもの頃の記憶が残っているのだなと感じました。

    投稿日:2007/11/06

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  • 叫んでました

    おもしろいたのしい絵本を中心に読んでいるのでいるのですが心に残る作品をそろそろ読んでもいいかなと思って読んだ絵本です。娘はあまり絵本を読んでいる最中に叫んだりしないお子なのですが(いろいろ質問はしてくるのですが)この絵本では読んでいる最中に叫んでました。それはライオンにエルフが勝ったときのことでした。絶対にエルフが負けてしまうと思ったからのようです。ラストまでドキドキしながら読みました。娘ももちろんお話と絵に釘付けでした。

    投稿日:2007/08/22

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  • 衝撃的で、強い印象が残ります。

    自分のうちにあった本ではないので、おそらく、図書館で、いち、にかい読んだだけのはずなのに、とてもインパクトが強かったので、子供のときに読んだのを憶えています。

    エルフの、自分を犠牲にして、まわりの者を助けるところは、人を救うために十字架にかかったキリスト像を見る気がします。

    最後にエルフが木になって、生存している動物たちに木陰を作るラストなど、どうしてそこまで、人を思いやれるんだろう、と、日ごろ子供や旦那さんにちいさなことでキャーキャーと怒っている自分が、とても恥ずかしくなります。

    4歳の長女にはまだ早いかな?と思いましたが、また読んで!ともってきたところをみると、彼女もエルフの、愛、優しさ、たくましさに触れられたようです。

    投稿日:2007/06/17

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  • 全力で何かを守るということ

    エルフは片足になっても、その勇気を失わず、戦いました。
    自分のために生きる人生なのか、
    誰かのために生きる人生なのか、
    自分の私利私欲で誰かを傷つけたり、殺したり、見知らぬふりをしたり、悲しい事件が多い今の世の中で、
    わが身をもって、誰かを助けていく人生もあるのだと
    考えさせられる1冊です。

    投稿日:2007/05/11

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  • 涙がでました

    • 有彩さん
    • 30代
    • ママ
    • 石川県
    • 女の子4歳、女の子2歳

    木版画の子供自身では選んでこないような絵本ですが、
    是非たくさんの子供達に読んであげてほしいと思います。
    絵も文も素晴らしいです。
    みんなのために戦って、かた足になってしまった
    だちょうのエルフは生活が不自由になり、
    餌を食べることもままならず・・・
    はじめは助けていた仲間達も自分達のことで精一杯で、
    次第にエルフのことを忘れていってしまいます。
    私ならひねくれてしまいそうですが・・・
    自分のことばかり考えているような人達が多い時代に
    こんな強い心を持つことのすばらしさを知ってもらいたいと
    思いました。
    読み聞かせながら、自然と涙が出ました。

    投稿日:2007/02/25

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  • 英雄の受難かな?

    私が小さい頃に読んで印象に残った本です。6歳の姪っ子にも読んであげたのですが、内容がシリアスなせいかいまいち受けませんでした。6歳という年齢がまだ早かったのだと思います。

    で、私からの感想ですが、エルフは英雄の受難ですね。エルフは元気だったときは、エルフはみんなを守りみんなもエルフを誇りに思いますが、英雄エルフが傷ついたときはみんなから忘れ去られていく。そして片足となり、自分を守るだけでも難しいのに、みんなのために最後の敵と戦っていく。この内容は、英雄の物語でもあり、受難者の話でもあり、動物の形をとっているけど神話としても読んでもいいと思います。

    姪っ子にはまだ早すぎましたが、小学校の2.3年生になってからまた借りて読んであげようかなと思います。

    投稿日:2007/01/06

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