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100万回生きたねこ」 その他の方の声

100万回生きたねこ 作・絵:佐野 洋子
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1977年10月
ISBN:9784061272743
評価スコア 4.62
評価ランキング 3,829
みんなの声 総数 304
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56件見つかりました

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  • 百万回も生きたねこが、大好きな 白いねこが 腕の中で しずかに うごかなく時に 大きな声で 涙を流してないているのをみて このねこの 本当の姿が 見えてきて 感動して私もじーんときてしまいました。

    最後まで読んで初めて  このねこが 本当に大切なものをなくしたんだとわかり、このねこが、いとおしく思えました。

    百万回も生きかえったのは このねこが 本当の意味で 生きていなかったのではと思いました。

    佐野洋子さんの 言いたかったことが よく分かります。

    お話会で 素話を聞いたときも、 感動でしたが 

    佐野さんの 絵がまたいいのです。

    ねこが泣いている絵は インパクトがあって本当に 猫の気持ちが 伝わる すごい! 表現だなと 感動しました!

    高学年の子供たちには、このねこのきもちが 分かってくれると思います。

    よんであげたいですね。

    私の感動した絵本を 私なりの伝え方で・・・・・

    投稿日:2006/10/24

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    3
  • 愛するということ

    私がはじめてこの本を手にしたのは2歳の時
    親からのプレゼント
    子供の頃の気持ちは絵のかわいさと何回も繰り返し
    生きる猫に思いをはせていた
    でも死んでいくことや人や好きになっていく
    ことはまったく理解できなかった
    でも自分の年齢と共に読み返すと深く理解できてきた
    今では愛するという難しさとすばらしさを
    少しだけわかってきた気がする
    古くなった「100万回生きた猫」は今では2冊目を
    迎えようとしている
    これからももち続けたい
    読みつづけたいと思う一冊

    投稿日:2003/02/17

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    2
  • 人間の心のおろかさ

    人間に振り回され、100万回死んで、100万回生きたねこ。
    人間の心のおろかさが分かります。
    最後はやっと猫らしく死ねたので、それは「幸せ」だったのではないかと思います。

    動物も人間と同じように、心を持ち、自分の意思を持っている。
    このことを忘れずに、心のすみにいつも置いておきたいと思います。
    生きる楽しみにやつらさ、悲しみ、いろんなことがつまった人生を
    大切に過ごしたいです。

    投稿日:2015/12/01

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    1
  • 涙がとまらないです。

    • えみのんさん
    • 10代以下
    • その他の方
    • 神奈川県

    ちいさい頃に読んだことがあったのですが、
    この年になって、もう一度読んで・・感動で涙がとまりませんでした。
    普段、勉強とか部活とかで、それはそれで大切だけど、
    なんだか毎日、目の前の事だけに精一杯で、忘れてること。
    だけど、いちばん大切なこと。
    それに気がつくことができた・・みたい。

    これからも時々読み返してゆきたいとても大切な本だと思います。

    投稿日:2009/08/28

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    1
  • 残酷

    • ミロさん
    • 40代
    • その他の方
    • 愛知県

    悲劇です。
    百万回死んで生きかえったのに、一度も愛を知らなかったなんて。
    いや、「嫌い」の言葉で片付けていたかもしれませんね。
    なぜ死ねなかったのでしょうか。
    神様が愛を教えたかったために命を奪わなかったのでしょうか。
    猫はもう死んでいたので飼い主の悲しみを見ていませんでした。
    白い猫に出会って愛と愛する者を失う悲しみを知りました。
    大泣きした猫。それだけで充分です。
    猫は悲しみでいっぱいです。
    その悲しみを百万回も泣くまで許さないなんて残酷です。
    なんて無慈悲な神様なのでしょうか。

    猫って百万人に愛されても、人を愛せないのでしょうか。
    猫は猫しか愛せないのでしょうか。
    猫を見ているとそう思えてくるから不思議です。

    投稿日:2003/02/09

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    1
  • 普及の名作であり、the大人が読む絵本というイメージもある作品。紹介文にある
    『これははひょっとすると大人のための絵本かもしれないが、真に大人のための絵本ならば子供もまた楽しむことができるよう。それが絵本の本質であるはずだ。そしてこの作品は絵本の本質を捉えている』

    という言葉があります。

    ちょっとわからないけど、以前読んだ絵本『ぼくを探しに』の後書きにも似たような事が書いてあるのを思い出しました。


    ___________________


    『逆に子供にはこの絵本が示しているような子供の言葉では言い難い複雑な世界が必要なのではないか。その世界を言い表す言葉を探す事、これも子供にとってはmissing pieceを探すことに当たる』

    ぼくを探しに 倉橋由美子訳 あとがき
    ___________________
    .
    『100万回生きたねこ』この絵本は良心的な人・非道な人、関係なくねこは自分以外を好きになれず何度も何度も”生まれては死んで”を繰り返してきて、ある日、1匹の猫に出会いはじめて自分以外の他者を愛することができたねこのお話。

    誰かを愛することができず100万回死んでは生き返ったねこが、初めて愛する猫が現れて、初めて愛する猫が死んで、死を悲しみ、自分も死に、生き返ることがなかった。

    誰も愛せなかったねこは、100万回生きてても死んでるようなものだったのかな??

    鬼滅の刃の煉獄さんのことばに
    .

    __________

    ”老いることも死ぬことも 人間という儚い生き物の美しさだ 老いるからこそ死に、だからこそ 堪らなく愛おしく 尊いのだ”

    __________

    という言葉があるけど、ねこは
    生きること=死ぬことの尊さを知らなかったから本当の意味で死ねずにいたのかもしれない。
    生きること、死ぬことの尊さを知れたから成仏という意味で死ねたんじゃないかな。そう考えたらねこは実体のある幽霊みたいなものだったのかな、と考えたし、ハッピーエンドとは言い切れないけど良いお話なのではないかな????

    あまり決定的な答えがある作品ではないので
    解釈は人それぞれ違いそうでいろんな人の感想をみるのが楽しそうな作品です。

    佐野洋子先生は超超有名な絵本作家先生なので他作品もまた見てみたいと思います??

    投稿日:2021/09/23

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  • 100万回生きたねこを読みました。このお話を知ったのは何年も前ですが、あらためて読むと、永遠の命題を追求していて、とても感動しました。これはねこを通して愛するとは何か、人生とは何かについてしっかり考えさせてくれます。ほんとに素晴らしいお話だと思います。

    投稿日:2021/02/11

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  • ポケモントレーナーみゆきです。
    この本は、どこで見たかは覚えていませんが何度も見ていて、面白そうだなと思い読んでいなかったので、最近読んだ本です。

    こちら、内容が「深い!!!」
    これが子ども向けの絵本なのか、と思うほどです。

    真実の愛とは、というところに向き合った1冊。
    この本からは、表面や肩書きだけではなく、本当の素のままの自分を見てくれる人の大切さがわかります。

    「100万回生きたねこ」とは100万回死んで、100万通りの人生を経験している猫です。
    そんな人生経験が豊富な猫が色んな経験を通して最後に感じたものとは?

    本当に深い。
    逆に子どもたちと一緒に読んで感想を聞くのはとても素敵だと思います!
    是非読んでみてください♪♪

    投稿日:2020/03/06

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  • 私は一人で

    • 石猫さん
    • 60代
    • その他の方
    • 神奈川県

    私はこの絵本が大好きなのに、子供に読み聞かせできない。

    とら猫が何度も生まれ変わるところまでは、普通に読める。
    けれど、白猫を失ったとら猫が声をあげて泣くところから後は、もうダメ。
    涙があふれて、読み聞かせどころではなくなる。

    誰も愛せなかった猫が、自分の命より大切な存在に出会えた幸せ。

    みんなと、あるいは一人で、それをじっくり味わうことが、この絵本の醍醐味なのだと思う。

    投稿日:2018/11/30

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  • 100万の一生

    • りん子さん
    • 20代
    • その他の方
    • 埼玉県

     「生きる」って、なんだろうと思う。私の周りでは「死にたい」「死んだ」という言葉が飛び交っている。それはとても軽く、いう人もきく人も、そよ風のように受け止める。本気で死にたいと思っている人はいないし、「死」といういつでも誰にでも起こりうる出来事がぼんやりとしか認識できていないようにも思える。
     私はよく「消えたい」と思う。死にたいわけじゃなくて、消えたい。楽しいことも辛いこともある日々をなんとかこなしていくことに疲れて、特別やりたいことがない未来への不安を抱えきれなくなりそうで、いてもいなくても同じなんじゃないかと自分の存在価値がわからなくなって、消えたいと思う。生きていた痕跡全部、家族や友だちが私の記憶全部、消したいと思う。生きてるんじゃなくて、生かされてる感覚。
     『100万回生きたねこ』は私が生まれたときからずっと家にあって、皆が知ってる有名な本なのに私は一度も読んだことがなかった。レビューコンテストの課題図書で唯一知っている本だったから、何かの縁を感じて読んでみることにした。比喩でもなくどうやら本当にねこは100万回生きたようだった。飼い主に愛されて、世界中廻って、色々な経験をして、死んで生まれて、生き続ける。私には手の届かない特別感。ねこが死ぬと、飼い主は泣くのだ。こんなに愛されて、いいなあと思った。
     しかし、恵まれているように見える特別なこのねこは、嫌いな飼い主に飼われ続けて、灰色の一生を呆気なく終え、またその繰り返し。どんな地獄だろうと思う。輪廻転生は罰なのだ。楽しみもなく生き甲斐もなく好きな人もいない一生が、死んでも死んでも終わらない。全てのページで、ねこは愛らしい姿をしている。ピンと伸びたひげ、ふわふわの毛並み、小さな四本足、青い瞳。だけれどその目は口は笑っていない。
     ねこが自分のねこになったとき、初めて笑ったように見えた。つまらなさそうにあくびをして、自信たっぷりに宙返りをして、満ち足りた顔で白ねこの隣にいて。私は27ページの絵がいっとう好きだ。広々とした草原、幸せそうな二匹のねこ、穏やかな空気。100万回生きてきて、こんなに満ち足りた表情は初めてしたように思う。また、愛するものを亡くしたとき、ねこは初めて涙する。自分が死んで飼い主が泣いたとき、一度も泣いたことなどなかったねこが、他者のために涙する。
     ねこは100万年間ずっと生きてなかったんじゃないだろうか。痛みも恐怖も喜びも安心も感じない、そんな時間を生きているといえるのだろうか。自分が自分のものとなり、愛する人と共に過ごし、喜びも悲しみも全て受け止めて、生まれて初めて、生きることができたんじゃないか。生まれて100万年経って初めて、生きることができたんじゃないか。
     それなら私は、と思う。喜びも悲しみも経験してきたつもりだけど、涙するほどの幸せや食事も喉を通らないくらいの傷は負っていないかも知れない。私もこれから先、白ねこのような人と出会えるだろうか。ねこのように、自分が変わるくらいの激情を持ち、生きることができるだろうか。私は100万回も生きられないから、この生の終わる前に本当の意味で生きることができればと思う。

    投稿日:2018/11/30

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