悪魔なのに、とってもいいこと言うんです。
きこりのお弁当を盗んで来た小さい悪魔に対し、
「貧乏なきこりの大事な弁当じゃないか。
さ、今すぐあやまりにいけ。
お詫びのしるしに、きこりのために働いてこい。
なにか役に立つことをやってこい。
それまでは、帰ってくるな!」
大きな悪魔たちに怒られた小さい悪魔は、
きこりを助けて、一生懸命に麦を育てます。
その働きっぷりはすごい!
さすが悪魔!?
でも、その行為は悪魔とは思えないんですけど・・・
大切に育てた麦を、地主さんに全部取られてしまった時だって、
小さな悪魔の知恵で、それ以上の物を取り戻してきたし。
お陰で、貧しかったきこりも裕福になり、ハッピーエンド。
誰が、悪魔?って感じだったけど、
物語の展開も面白かったし、いいおはなしだったな〜と思いました。
娘も、最初はひとり読みしたことがあった絵本で、
今回、初めてリクエストで、読み聞かせをしました。
いつも、我が家は「読みっぱなし」なので、感想は聞けてませんが、
たぶん、好きだと思います。
私も今回初めて読んで、好きになりました。
また、小学校の読み聞かせにも活躍した絵本でもありますが、
年長さんからでもいけると思います。