なにせ、野球少年が主人公なので、読んでいる方も野球をやっているお子さんが多いのかな?
実は、私自身野球があまり好きでなくて、子ども達も女の子なので、特に縁がなかったのですが、
長谷川さんの作品を検索したところ、この表紙の「青」がわーっと、目に入ってきて、気になって図書館で借りてきました。
主人公ルイの年上の友人・仙ちゃんは素晴らしい!
仙ちゃんはルイと野球の話をするとき、平然とした顔をして、野球に対しての熱い想いだけを見せています。
心の奥にうごめいているだろう、思うようにいかないジレンマを微塵も出さずに…。
年下に対するプライドもあるかもしれませんが、一生懸命さだけが見えるので、感動しました。
いいですね〜。
子ども達も、こういう人に育ってほしいです。
気づいている方もいると思いますが、本文が始まって9ページめ。
「はせがわくん」が涙をぽろぽろ流しながら登場しているんですよ〜。
上のこと「見て見て、『はせがわくん』がこんなところに客演してる〜!」と、大騒ぎしてしまいました。
(私たちは『はせがわくん』の大ファンです)
昔の絵とはちょっと、感じが違うけれど、他の話に客演してるんだから、このくらいがちょうどいいです。
読み語りに使うとしたら、高学年くらいがいいかな。
ルイ君はともかく、仙ちゃんの気持ちは低学年・中学年ではつかみきれない気がします。