字のない絵本です。
子どもたちが先生に連れられて、美術館に見学に行きました。男の子が一人、靴紐を結び直しているうちに、みんなとはぐれてしまいます。そして、一人で迷路の絵を眺めているうちに、あらら、絵の世界に入り込んでしまって・・・。
彼は迷路を辿り、真ん中のシンボルツリーにタッチ。残りの五つの迷路も次々に制覇していきます。最後の迷路には、ツリーの代わりに塔があり、そこで金色のメダルを授与されました。全部の迷路をクリアしたご褒美でしょうか?
いつの間にか迷路の世界から抜け出した男の子は、無事にみんなに追いついて、一緒に美術館を後にしました。見送る美術館の職員さんの胸には同じ金色のメダルが・・。二人は他の人が知らない秘密を知っている仲間なんですね!
美術館=非日常ということが伝わってきます。迷路遊びも楽しめる、楽しくオシャレな絵本です。