夜、眠る前に時間がある時は、娘と本を読みます。娘が小学校6年生になった今もそうしています。
この絵本は、少し長いお話だったので二晩にわけて読みました。
深いなあ寒いなああったかいなあ寂しいなあうれしいなあ・・って思いながら読みました。挿絵がすごく寒々しくて、まるで信州の山の夜のようです。野沢村って、もしかして野沢温泉だろうか、なんて思ったりもして。寒いし、美代の話は悲しいし、で、ちょっと辛くもなるのですが、おやじさんのやっているおでんの屋台や、そこで一緒に手伝ってくれるたぬきの存在があったかい気持ちにもさせてくれるのです。
ああ、寒い夜にはあったかい食べ物と、誰かのあたたかさが身にしみますね。