こびとさんが、知らないうちに何かを手伝っていてくれるって、とっても嬉しいストーリーですよね。年長さんの息子も、こびとさんのように、私が気付かないうちにお皿を片付けたりしてびっくりさせるのが大好きな子です。
先日、おたすけこびとシリーズが大好きな息子と夫が、ベッドの中で、なんどもなんどもページ前にうしろにめくりながら「あ!ここにいる!!」と指差しながら読んでいました。
何を探しているの?と聞くと、
お話が終わったあとのページに描かれていたほうきは、同じこびとさんが担当していることが分かったそうで、全部のページを2人で確認していたそうです。
こびとさんたちが着用している帽子・シャツ・ブーツは、それぞれ、赤・黄・青・緑のバリエーションがあり、実はユニークな組み合わせとなっている(と思われる)ため「3の4乗分のこびとさんがいるはず」と夫が言い始めました(笑)
さすがに全員は確認できませんでしたが、どうやらこびとさんたちには役割があって、重機を運転したり、ミッションを直接実行する人以外に、ほうきで掃いたり、ちりとりで集めたり、旗を振ったり、みんな担当する係を楽しそうに全うしているようでした。
私もこのシリーズは、描かれる線の繊細さが素敵、という理由で好きでした。でも、このたび、絵だけでなく、この緻密な設計はストーリーの中にもきっちりと生きていることが分かり、ますます好きになってしまいました。本当にこびとさんが助けに来てくれるように思えるリアリティはこんなところからも伝わってくるのかもしれません。
今夜も「おとうさんと読みたい」と言って、我が家のかわいいこびとさんは、夫の帰りをベッドの中で待ちながら、おたすけこびとの絵本を抱きかかえて眠ってしまいました。