「いまから、 わたしのはなしを するからね。よく きいておくんだよ」
そこから、キッチンで転がっていた、たまごの独白がはじまります。かんがえはじめて、たちあがって、あるきはじめて、話し始めて…。
たまごは、いろんなことを考えます。いろんなものと話します。問題が発生すると(それは気持ちだったり、出来事だった李ですが)、たまごなりに解決します。
読んでいる間、ずっと、いろんな「?」やモヤモヤを投げかけられる気持ちになります。哲学的、ということなのでしょうか。
絵も、なんだか不思議です。1年後とか、2年後とかに読んだら、印象がかわるかもしれないと思いました。
そうそう、読み終わってから、もくじに戻ったら、帽子の謎が解けて、そこはスッキリしました。