新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

井戸の茶碗」 夏の雨さんの声

井戸の茶碗 作:川端 誠
出版社:ロクリン社
税込価格:\1,870
発行日:2023年11月01日
ISBN:9784867610107
評価スコア 4.6
評価ランキング 4,476
みんなの声 総数 4
  • この絵本のレビューを書く
  • 絵本というのは、実に不思議です。
     例えるとしたら、ドラえもんのポケットがいいかもしれません。
     何しろ、どんな世界も絵本になるのですから。
     なので、絵本を小さい子供の読むものとしてしまうのはあまりにももったいない。
     できれば、大人の人にも読んでもらいたい。
     絵本作家の川端誠さんのこの作品は「落語絵本」と銘打っているように、落語の世界を絵本にしたもので、川端さんは「落語絵本」の草分けとしてこれまでにも多くの落語を絵本にしてきました。
     2023年10月に出た『井戸の茶わん』は、従来の「落語絵本」は24ページだったのを今回32ページとページ数を増やしたといいます。
     それによって、長い落語噺を絵本作品として表現できたと、川端さんは語っています。

     「井戸の茶わん」という落語は、貧乏暮らしの浪人が手元の仏像を屑やに預けるところから始まる人情噺。
     この仏像を買い取ったのは細川家のつとめるりっぱな武士。
     埃まみれの仏像を磨いていると、なんと中から50両もの小判が出てきます。
     屑やを探し出し、元の持ち主に返そうとしますが、元の持ち主も頑固でなかなか受け取らない。そんなやりとりが、以降、正直な屑やをはさんで何度も繰り返されます。

     この噺について、春風亭柳朝さんは「こういう噺は欲を出さず、あっさり演ること」と語っているが、川端さんの絵もその「あっさり」感がうまくでていて、笑わせてくれます。
     もう名人芸。

    投稿日:2024/01/07

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「井戸の茶碗」のみんなの声を見る

「井戸の茶碗」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / はらぺこあおむし / もこ もこもこ / おつきさまこんばんは / ぐりとぐら / いないいないばあ / だるまさんが

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



編集長・磯崎が新作絵本を推薦!【NEXTプラチナブック】

みんなの声(4人)

絵本の評価(4.6)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット