いせさんの作品は、いつも自分のために読みます。読んでいると、途中で胸がいっぱいになったり、窓のむこうの空をながめたくなったり、涙を流したくなったりと、いせさんの世界のなかにいる自分と向き合う時間になります。
今回も、三本足の犬と、お母さんをなくして一人ぼっちの男の子の心のふれあいに、心もっていかれました。悩みやさびしさを抱えてるからこそわかる相手の気持ちがわかるもので、お互いをいたわりあっている姿に感動してしまいます。
さみしさを乗り越え、旅立とうとする男の子の強い意志にエールを送りたくなりました。