イエラ・マリさんは、ご主人とともに、イタリア出身のプロダクロト・デザイナーととして有名な作家です。
これは、1977年の作品で有名な「あかいふうせん」の10年後の作品になります。
「あかいふうせん」では、それほど感銘を受けなかったのですが、この作品は凄いです。
冬からの四季を木を中心に描いた文字のない絵本なのですが、木の他に小動物や、植物の成長も見事に描かれています。
その繊細でいて、躍動感あふれる絵は、眺めるだけで心を暖めてくれること受けあいでしょう。
細かいところまで描いているので、何度読んでも新しい発見がありそうです。
絵本というよりは、一寸した科学絵本と呼べそうで、子供との会話を楽しみながら頁をめくることのできる絵本だと思います。