だれもが知っている赤ずきんの話。でも、細かいところはけっこううろ覚えだったりします。私は最後のシーンで、赤ずきんのお母さんも一緒に死んでしまったおおかみを見下ろしているものと思っていたのですが、見事勘違いだったことがわかりました。また、子供向けに短く書き直してある絵本では省略されているようなところも読むことが出来て、大満足です。
また、絵も美しく、子供も一人で絵を見ているだけで楽しんでいました。それでいて描き過ぎの感がないのが嬉しいです。赤ずきんをどこにでもいる女の子と感じることができました。
我が家の末娘は、なぜかおおかみの登場するお話が好きです。おおかみ自体が好きなのではないようなので、おおかみにまつわるドキドキする緊張感がいいのでしょうか?それでいて、おおかみってどこかとぼけた味をだしていますよね。