鬼を、寒いからと言って家に招き入れるご主人がまず優しい人だなあと思いました。家族が留守だったということもあるのでしょうけど、奥さんがいたらきっと違った展開になっていそうです。
鬼たちの顔が怖いのですが、遠慮がちで愛嬌があって何ともユーモラスです。絵と文がとてもマッチしています。
貧乏でも鬼でも優しくしていると良いことが訪れるというのは、昔話風でもあり、鬼と福の神が酒宴で大騒ぎするのはあり得ないけれども、とても楽しそうです。節分の趣旨とは大分ずれそうですが、こんな節分絵本はとても楽しいなと思いました。