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かんがえるカエルくん」 エミリアーナさんの声

かんがえるカエルくん 作・絵:いわむら かずお
出版社:福音館書店
税込価格:\1,650
発行日:1996年04月
ISBN:9784834013948
評価スコア 4.66
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みんなの声 総数 34
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  • カエルくんを通して、日本を学ぶ

     我が娘は、アメリカ人の父と、私、日本人の母の間に生まれたこども。現在、アメリカに住んでいますが、日頃からの、日本の本の読み聞かせ効果もあって、日常会話は、日本語でも英語でも可能です。 これまで4年間、日本語、英語の本を読んでいて気がついたのは、英語は、文章自体が論理的に構成されていて、4歳の子供が話している会話すら、非常に大人っぽく聞こえる。 それに対して、日本語は、極めて曖昧な表現で会話が成り立つ。英語を直訳して日本語に変えると、妙によそよそしいのは、このギャップのせいなのだろう。

     この春。日本を訪れた際、本屋で「かんがえるカエルくん」を手にして思ったのが、「なんて、日本的な本なの!」 絵本ナビをはじめとする、多くの本の紹介サイトで、この本について、「哲学的」というコメントを多く目にした。確かに、それもある。 しかし、4コマ漫画から構成される「かんがえるカエルくん」は、絵が、実際の言葉の数倍も何かを語っていて、かえる君とネズミ君の微妙な「間」も、話を進める重大な要素になっている。これは、論理的な構成のもとで成り立つ英語を、母国語とする人の脳では、理解しがたい話だ。 そういう点で、この本は、日本的な会話の成り立ちを学ばせてくれる、ユニークな絵本だと思う。

    投稿日:2007/06/21

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