いもとさんの描く動物たちは、
元気そうで、温かそうで、柔らかそうで、
いつも愛に溢れていますね。
私がこの物語を選んだ理由は、
姪の「ゆきちゃん」に、
「ゆき」がテーマの絵本を贈る習慣があるから。
小さな心にとって、
なかなかに勇気が必要な言葉「ごめんなさい」。
今はもう高校生になったゆきちゃんに、また、
この絵本を贈りたくなりました。
相手への思いやり、素直な心、許す心、
忘れて欲しくないものがたくさん詰まったお話は、
ゆきちゃん自身の思い出も、
たくさん引っ張り出してくれる気がします。
この愛らしさですから、心の深いところにも、
スルスルっと、すんなり入り込んでくれそうですね。
パティシェを夢見ているゆきちゃん。
彼女なら、並んだ雪だるまたちのページで、
きっと笑顔でこう言うのです。
めっちゃ可愛くて、めっちゃ美味しそうやね!!