グリム童話「ゆうかんなちびの仕立てや」を書き直したお話なので、読んでみると「あ、知ってる!」と思う方も多いのではないでしょうか。
ジャムパンにたかるハエを一打ちで七匹やっつけたお針子、「ひと打ち7ひき」と刺繍したコートを羽織って旅に出かけます。大男に出会ったり、鋭い角を持ったユニコーンや凶暴ないのししを退治するように王様に頼まれるのですが、お針子がどんなふうに知恵を使ってピンチを切り抜けるかが見ものです。
でも、お針子の作戦で、大男ふたりが喧嘩をし、ついに両方とも死んでしまうところはちょっと怖いかも・・・?
昔のお話ですが、子どもにも分かりやすい文章で書かれていると思います。お針子が難関に出会ったときに「さあ、どうしたらいいかな〜?」とお話しながら読むと楽しそうです。