思春期の本好きの男の子と女の子の児童書。
だけど、それだけじゃなかったところがグットです!
主人公『ふたり』が、今どきの子どもたちによくあるような家族設定(片親)だったり、エピソード(転校してきていじめにあっていたり)が要所要所自然に織り込まれているので、同じくらいの子どもたちには共感しやすいんじゃないかなぁと、思いました。
上の子が中学生だったとき、講談社のYA!ENTERTAINMENTシリーズから出ている『赤毛のアン先生』を読んで、アン先生の魅力にハマり、母子でシリーズ全作読んでいたのですが、
作者の他の作品は今まで手に取ったことがなく、たまたまよくいく図書館の新刊コーナーに置いてあった本書が目を惹いて借りてきました。
短いページ数の中に、子どもたちの置かれている状況、好きな本の話、そして本にまつわる謎解きがテンポ良く描かれているので、とても読みやすかったです。
小学校から中学生くらいの本好きな子どもたちに届けたいです。
この本は読み終わったも、裏表紙までじっくり見てくださいね。
遊び心のちょっとしたおまけがついてます。