最近、街なかでひまわりをあまり見かけないように思える。
子供の頃は街のあちらこちらで咲いていた記憶があるが。
昔の歌謡曲にも「ひまわり娘」(伊藤咲子)とか「ひまわりの小径」(チェリッシュ)とか、
ひまわりがたくさん歌われていた。
代表的な昭和の花のひとつだろう。
そんなひまわりがどんなふうに成長し、花を咲かせるかをとてもきれいな細密画の絵本に仕上げたのが、
荒井真紀さんの『ひまわり』だ。
専門家である高橋秀男さんの監修を受けたこの絵本は、
夏休みの自由学習などにももってこいかもしれない。
もちろん、この絵本は参考図書で、ちゃんと自分で観察しないといけないが。
圧巻なのは、ひまわりの種を見開き2ページでずらりと並べた場面。
一本のひまわりから2000個以上の種がとれるそうで、
該当のページにどれだけの種が描かれているかわからないが、
とにかくすごい。
これだけの種をつくるひまわりもすごいが、それだけの種を描く荒井さんはもっとすごい。
そういえば、子供の頃はそうしてできた種を次の夏まで大事にとっておいたものだ。
ひまわりって、太陽の方を向くといわれるが、
本当は未来の方を向いている花なんだろう。