世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!
公益社団法人全国学校図書館協議会「日本絵本賞」は、絵本芸術の普及、絵本読書の振興、絵本出版の発展を願って、優れた絵本 を顕彰する賞で、1955年から実施されています。
2022年5月17日、第27回日本絵本賞の受賞作が発表され、岩崎書店の『おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで』が受賞しました。
みどころ
寿司職人の著者がみずから釣り上げられた魚をその場でさばき、魚の姿から美味しそうなお寿司へと変わっていく様子を、動画のような連続性で見せる写真絵本。
キンメダイ、アナゴ、イカ、それぞれどんな姿をしていて、どのようにさばかれていくのでしょうか。
「生きもの」が「食べもの」なるまでを途切れることなく見せ、私たちが、命をいただいて生きていることを伝えます。
この書籍を作った人
1979年、千葉県生まれ。大学浪人中の母親の急死をきっかけに18歳で食の世界へ。寿司の道を修行し24歳で寿司職人として独立。2008年、東京都文京区にて完全紹介制・完全予約制の寿司屋「酢飯屋(すめしや)」を開業。「使う食材や道具などは、可能な限り生産地に足を運び、五感で確かめる。自分で作れるものは作る、獲れるものは獲りに行く」に、こだわる。魚の特徴をお客様に伝えようと、魚にカメラを向ける。眼、口の中、ウロコ、ヒレ、部位ごとに異なる色などを見せる鮮明な写真をブログなどに掲載。まな板の上の魚に留まらず、スキューバダイビングをし、海中の魚たちの住処や、何を食べているのかを観察。水中でもカメラを構える。幼稚園や小学校にて、魚をさばき料理に仕上げるまでを子供達に見せる会や、高校での寿司のワークショップなど様々な活動もおこなう。日本各地の郷土寿司を習いに行くことがライフワーク。著書に『身近な食材で豪華に見せる 季節のおうち寿司』(PHP研究所)。2児の父。
この書籍を作った人
1971年、山梨県生まれ。出版社・スタジオ・新聞社勤務を経てフリーランスに。 人物、旅、インテリアなど、主に人と生活にまつわる写真を撮影。田んぼや畑、漁港などに建つ小屋・納屋に魅せられ、全国各地を回って写真を撮ることがライフワーク。 独特な存在感を放つ小屋の写真は定評がある。2018年に小屋愛好会を設立。3児の父。