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フランス発のしかけ絵本図鑑! 『動物の見ている世界』編集者インタビュー

飼い主の顔をしっかり見て、しっぽを振るイヌや、何にもない空間をじーっと見つめるネコ…。身近にいる動物たちを見ていると、彼らがどんな世界を見ているのか、気になる方もいるのではないでしょうか? 『仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界』は、今まで謎に包まれていた、動物たちの視野や視力、色の見え方について、ビジュアルで分かりやすく紹介しているフランス発の「絵本図鑑」です。今回は『動物の見ている世界』の編集を担当した創元社の内貴麻美さん、山口泰生さんにおはなしを伺いました。海外の絵本を翻訳する苦労や面白さ、『動物の見ている世界』の出版に至った経緯など、普段あまり知られていない、翻訳出版の編集の裏側のおはなしをお楽しみください。

仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界
著:ギヨーム・デュプラ
訳:渡辺 滋人
出版社:創元社

猫はとてもひどい近眼。牛と馬は真正面がよく見えない。鳥は人間よりもずっとよく見えていて、ヘビは動きを敏感に察知する目を持っている。最新の研究成果に基づき、動物や昆虫の目に世界はどのようにうつっているのかを同じ光景を描き分けることで表現した、世界ではじめての視覚絵本。動物の目をめくると、そこに見えている世界が広がる、驚きが一杯の仕掛。親子で楽しめ、科学の面白さを自然に体感できる、画期的な大判絵本です。

ジッとこちらを見つめるネコ。
目の部分のしかけをめくると、ネコの見ている風景が見えるようになっているんです!

しかけのパターンは動物によっていろいろ! 
人間のよきパートーナーのイヌは、両側に開く「両観音開き」

両目で全く違うものを見ることができるカメレオンは、
上下に開く、ユニークなしかけ!


しかけの面白さだけではありません! しかけの裏には動物たちの見ている世界について、科学的根拠に基づく詳しい解説が載っています。この絵本は、科学絵本でもあるのです!

このポイントをつかめば、動物の視覚についてより詳しくなることはもちろん、絵本に載っていない生き物たちが見ている世界についてもどんどん知りたくなっていきますね!


『仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界』の魅力、感じていただけましたでしょうか? 
次のページから、編集を担当した内貴さんと山口さんのインタビューがスタートです。

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ギヨーム・デュプラ(ぎよーむでゅぷら)

  • ギヨーム・デュプラは古今の宇宙のイメージ・宇宙観を研究しているイラストレーター。10年以上に渡り、科学史・神話・文化人類学・宗教分野から物語や宇宙図を探し求め、収集している。科学と芸術の境界に立って想像力と表現力をもとに、忘れられた宇宙観、正しく理解されていない宇宙像を取り上げ、自ら描きながら、多様な試みを通じて万人向けに紹介している。これまでの4つ著作でその歩みをたどると、まず諸文化の宇宙認識に関する『さまざまな世界、神話と宇宙図』2006、続いて『地球のかたちを哲学する』2008(邦訳は西村書店2010)、3冊目は天に目を向けた『コスモス――天空の歴史』2008。4作目の『動物めがね』では、人間と動物の視覚を比較するという独特の方法を用いて周囲の世界のとらえ方を研究している。近年はアニメーションフィルムのために、世界観の科学史的考証などに関わっている(映画『地球のかたち』2010、『ヤコル、世界の記憶』2012)。2014年には、デュプラの研究とイラストをもとにしたゲーム用のマシーン“コスモトロン”が、ヴォー‐アン‐ヴラン(ローヌ県)のプラネタリウムに設置された。コスモトロンは天地創造をテーマにした幅広い年齢層向けの双方向型ゲーム機。

渡辺 滋人(わたなべしげと)

  • 京都大学文学部仏文科卒。学習塾で小・中・高生に英語・数学などを長年にわたって指導。訳書に『親子で学ぶ数学図鑑』(創元社)などがある。

作品紹介

仕掛絵本図鑑 動物の見ている世界
著:ギヨーム・デュプラ
訳:渡辺 滋人
出版社:創元社
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