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『世界で一番美しい元素図鑑』『世界で一番美しい分子図鑑』監修者 若林文高さんインタビュー

学生時代に誰もが一度は目にしたことのある「元素周期表」。ひたすら暗記しなければならず、苦手だった人も多いのではないでしょうか? もし、この本が手元にあったら、科学に対する意識が180度変わったのではないか……と誰もが思う、作品を紹介します。『世界で一番美しい元素図鑑』(創元社)、今までに見たことのないほど美しい元素の姿に、世界中の人が魅了され、世界で100万部、日本でも2010年の発売以降、25万部を売り上げました。今回、続編となる『世界で一番美しい分子図鑑』が9月に発売されたことを記念し、監修の若林文高さんにおはなしを伺いました。

世界で一番美しい元素図鑑
世界で一番美しい元素図鑑の試し読みができます!
著:セオドア・グレイ
写真:ニック・マン
監修:若林 文高
訳:武井 摩利
出版社:創元社

根源118の元素をオールカラーの美しい写真を豊富に使って紹介。日常生活で見かける製品に意外な元素が使われているなど、科学的な知見に基づいたユーモアにあふれる解説も楽しい。科学エッセー、美しい写真集、最新の元素データ集という3つの顔をあわせもつ、研究者、教員、図書館、すべての科学ファン必携の1冊。巻末の美しい元素周期表も必見。

『世界で一番美しい元素図鑑』の内容を見てみよう

@とにかく写真が美しい! 

左ページには元素の純粋状態の大きな写真が、右ページにはその元素から作られる、さまざまな用途・使用例がとても美しい写真で紹介されています。元素がこんなに美しいものだなんて、驚きです!

A最新の科学的データが満載。 

原子量、原子半径、結晶構造図、電子配置、原子発光スペクトル、どの温度帯で固体・液体・気体の形を取るかなどの重要な科学的データが、わかりやすく示されています。

B元素周期表のロジックを分かりやすく説明

元素周期表の構造、量子力学の基礎などの説明もしっかりしています。この本があれば、高校時代に化学嫌いにならなかったのに! と思わせる簡潔でわかりやすい説明です。

Cハードサイエンスと写真芸術の究極の合体


元素ひとつひとつの解説も卓越したおもしろさ。宇宙のありとあらゆる物質の根源の姿をこの本たった1冊で手元に置くことができます。この世界、この宇宙のすべての現象を考えるために必携の書です。

次の主役は分子! 「物質世界の新たなカタログ」が誕生!

世界で一番美しい分子図鑑
著:セオドア・グレイ
写真:ニック・マン
監修:若林 文高
訳:武井 摩利
出版社:創元社

ベストセラー『世界で一番美しい元素図鑑』に続編が登場しました。元素周期表は物理世界の普遍的なカタログですが、我々が日常生活で目にするのはたいてい元素ではなく分子です。原子は実にさまざまなやり方で互いに結びつきます。石けんや溶剤、油脂、岩と鉱石、ロープと繊維、甘味料や香水など、本書はこの世界を形づくる無数の化学構造のなかから最も興味深く、美しいものを選び出し、華麗な写真とユニークな解説で探索します。

「元素周期表」は物質世界の普遍的なカタログですが、われわれが日常生活で実際に手にする物質は元素でなく分子の集まりです(分子が数えきれないほどたくさん種類があるのに対して、元素は118種類しか見つかっていません)。『世界で一番美しい分子図鑑』では、この世界を形作る無数の化学構造のなかから最も興味深く、本質的で、役に立ち、美しいものを選び出し、トレードマークの美しい写真とユニークな文章で解説しています。

【特徴】 

・複雑で難解なサイエンスを分かりやすいユーモアあふれる文章で解説。
 
・「分子」を美しくビジュアル化。化合物の構造や化学結合の図が満載。

・石けんや溶剤、油脂、岩や鉱石、ロープや繊維、鎮痛剤や麻薬、甘味料や香水、色素や顔料など、なぜそれは役に立つのか、なぜそういう性質を示すのか、なぜ、人々を魅了するのかを解明。


 ・科学に興味を持ちはじめた子どもから、学生時代に苦手だった大人まで、学ぶことを楽しむすべての人にオススメ!

さらに広がりを見せる「元素図鑑」ワールド!

世界的ベストセラーを受けて、カレンダーやパズル、学習に最適なカードデッキ、5つの実物と25の付録のついた「デラックス版」など、「元素図鑑」の世界がますます広がるシリーズが登場!

著者紹介

セオドア・グレイ(著者) 

元素コレクター。大学で化学を学んだ後、コンピュータ・ソフトウェア会社ウルフラム・リサーチを共同創立。現在はサイエンスライターとして活躍するとともに、iPad・iPhone用アプリを制作するタッチ・プレス社の共同創業者兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーとして活動している。主な著書に『世界で一番美しい元素図鑑』『世界で一番美しい元素図鑑デラックス版』(ともに創元社)『Mad Science─―炎と煙と轟音の科学実験54』『Mad Science2─―もっと怪しい炎と劇薬と爆音の科学実験』(ともにオライリージャパン)などがある。イリノイ州アーバナ在住。

ニック・マン(写真) 

フリーカメラマン。17歳で最初の写真集を出版。おそらく、世界で一番多数の元素を撮影した写真家である。風景写真、スポーツ写真、イベント写真なども手がけて高い評価を得ている。写真以外に、行動経済学、財政学、サイクリングに関心を持つ。

若林文高(監修者) 

国立科学博物館理工学研究部長。専門は触媒化学、物理化学、化学教育・化学普及。博士(理学)。1955年東京生まれ。京都大学理学部化学科卒業、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。主な監修・訳書に『楽しい化学の実験室T・U』(東京化学同人)『基礎コース 化学』(東京化学同人)『世界で一番美しい元素図鑑』『世界で一番美しい元素図鑑デラックス版』(ともに創元社)『ノーベル賞の大研究(全5巻)』(文研出版)がある。

武井摩利(訳者) 

翻訳家。東京大学教養学部教養学科卒業。主な訳書に『ビジュアル版世界宗教地図』(東洋書林)『船の歴史文化図鑑』(共訳、悠書館)『黒檀』(共訳、河出書房新社)『マヤ文字解読』『世界で一番美しい元素図鑑』『1000ドルゲノム─―10万円でわかる自分の設計図』(いずれも創元社)などがある。

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元素&分子クイズ!

『世界で一番美しい元素図鑑』『世界で一番美しい分子図鑑』に関するクイズを1問ずつ出題します。

【元素クイズ】 

2012年7月21日〜10月8日まで国立科学博物館で開催されていた特別展「元素のふしぎ」。会期中、来場者に好きな元素を聞きました。
回答者11,405人の投票の結果、見事1位を獲得した元素はなんでしょう? 

@酸素 
A水素 
B金

【分子クイズ】 

元素を組み合わせることで生まれる化合物(分子)は、現在、約何種類 発見されているでしょうか?

@1000種類〜1万種類 
A1万種類〜1億種類 
B1億種類以上

答えは、インタビューの中に出てくるので、お楽しみに!

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若林文高(わかばやし・ふみたか)

  • 国立科学博物館理工学研究部長。専門は触媒化学、物理化学、化学教育・化学普及。博士(理学)。1955年東京生まれ。京都大学理学部化学科卒業、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。主な監修・訳書に『楽しい化学の実験室T・U』(東京化学同人)『基礎コース 化学』(東京化学同人)『世界で一番美しい元素図鑑』『世界で一番美しい元素図鑑デラックス版』(ともに創元社)『ノーベル賞の大研究(全5巻)』(文研出版)がある。

作品紹介

世界で一番美しい元素図鑑
世界で一番美しい元素図鑑の試し読みができます!
著:セオドア・グレイ
写真:ニック・マン
監修:若林 文高
訳:武井 摩利
出版社:創元社
世界で一番美しい分子図鑑
著:セオドア・グレイ
写真:ニック・マン
監修:若林 文高
訳:武井 摩利
出版社:創元社
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