いただきまーす
- 出版社:
- 大日本図書
絵本紹介
2021.11.20
みどころ
毎日の楽しみ、夜ごはん。
子どもの頃、夕方になると今夜は何かなとワクワクしました。
うれしいごはんも、「えー またー」と思ってしまうごはんも、材料はぜんぶ、いろんな道をたどって家に来たものばかり。
accototoさんによる絵本『いただきまーす』では、魚がどこから来たのか探っています。
お父さんが料理するフライパンの上には、魚が3切れ。
そう、3切れ。3匹ではありません。
だれが切ったのかと聞く男の子に、スーパーで買ってきたからスーパーの店員さんが切ったのかなとお父さんは答えます。
さらに魚の来た道をさかのぼっていくと、スーパーの前は魚市場、魚市場の前は漁師さんの船、そしてその前は、海。
海で卵から生まれた魚は、どんな風にして大きくなったのか想像するお父さんと男の子。
魚は自分より小さな魚を食べ、その魚もまたもっともっと小さな魚を食べ……。みんな、何かを食べて生きているんですね。
一切れの魚でも、その魚の命だけでなく、その魚が食べた魚たちの命も一緒にいただいてるんだと気づかされます。
今夜の晩ごはん、ちょっと違う気持ちで食卓に向かい合えそうですね。
この書籍を作った人
ふくだとしお(toto) 1971年大阪生まれ。ふくだあきこ(acco) 1978年宝塚生まれ。accototoのユニットで絵本、絵画、壁画など様々な作品を手掛けている。また、動物をモチーフとしたタオルや陶器など子ども向けの雑貨も展開している。絵本の作品に、「うしろにいるのだあれ」シリーズ(幻冬舎)、『とんでいったりんご』『ピネくんとさかなのおうち』(学習研究社)、『ぴっちゃんぽっちゃん』『きょうのそらはどんなそら』(大日本図書)、『ほら、そっくり』(教育画劇)など多数がある。
食育絵本、というと堅苦しい感じですが、accototoさんのふんわりした絵と優しい語り口で目の前のお魚の切り身がどうやってここに来たかを、想像を膨らませながら辿っていきます。
リアルと想像を上手くミックスされているのですんなり食材について思いを馳せることができました。
子供と台所に立つとどうしても、包丁の使い方だとか調理の仕方について教えてしまいがちですが、その食材がまな板にのるまでのお話も少しずつしていこうかなと思いました。
実際に子供に食材のルートを話すとなんだかリアルが先行してしまいそうなので台所で話すよりこの絵本を通して話す方が良い気がします。
最後の男の子のセリフが食材に対しての感謝が表れていてほっこりします。
(いちりんのはなさん 40代 ママ)
美味しそうな表紙に、色々な食べ物が出てきていただきますをするタイプの絵本かな?と思いました。
いい意味で期待を裏切られました。魚料理から魚の切り身の話、スーパーに来る前のお魚のこと…と自分たちの食卓に並ぶまでにどのような道を魚がたどってきたのか知ることができます。
また、沢山の人の手に支えられて自分たちの食事ができていることに想いを馳せたり、今日の食事はどこからきたのだろう?と話を発展したりと食育にぴったりな絵本でした。
(じゃすさん 30代 ママ)
題名そのままの食育絵本なのですが、視点が新鮮です。
お父さんが晩御飯の支度中、魚料理をしながら、子どもと魚について会話しています。
メニューは、魚の切り身のソテーのようですが、
どこで買ってきたのか、魚は誰がさばいたのか、だれが釣って来たのか、
など、本格的な学びの場となっているのが素敵です。
さらには、海の中の様子については、子どもらしい空想もしっかり受け止めます。
調理中にこれだけの学びができるって、素敵なことです。
幼稚園児くらいから、この好奇心を育んでほしいです。
(レイラさん 50代 ママ)
ブランニュープラチナブックとは……?
絵本ナビに寄せられたレビュー評価、販売実績など、独自のロジックにより算出された人気ランキングのうち、上位1000作品を「絵本ナビプラチナブック」として選出し、対象作品に「プラチナブックメダル」の目印をつけてご案内しています。
「ブランニュープラチナブック」は、1900万人の絵本ナビ読者の評価と販売実績を得て、新しく「プラチナブック」に仲間入りした注目の人気作品。作品を推す読者のコメントを読むと、選ばれた理由がわかります。