谷川俊太郎さん推薦! 黒い夜の森を捨て、旅に出る動物たち……移民の旅の現実を描くサイレント絵本
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絵本紹介
2021.11.21
みどころ
どんなときでも冷静にププッと事件を解決、
言わずと知れた名探偵、「おしりたんてい」の絵本、シリーズ4作目の登場です。
お休みを利用して、列車の旅に出かけたおしりたんてい。
「たまにはのんびりするのもいですね」と愛犬のブラウンに語りかけます。
しかし、そこに舞い込んだ、乗客のお弁当が次々となくなってしまうという難事件。
車掌のポポやまさんからの依頼に事件解決を約束する、われらが名探偵。
早速、被害にあったお弁当メニューから手がかりを探します。
絵解き、絵合わせ、探し絵…
今回もおしりたんていと一緒に、謎解きをしながら
犯人を追いつめていく、読者参加型のストーリー。
よーく見ると、1作目に登場した動物たちが列車に乗っていたり、
風に飛ばされたやどかりさんの帽子をコアラの女の子がキャッチしていたり、
細かいところを見てみると、何度でも楽しめそう!
犯人の狙いがチーズハンバーグであると推理し、みごと犯人を追いつめた、
おしりたんてい。
しかし、あと一歩のところで犯人を逃がしてしまいます。
チーズハンバーグを手に、おしりたんていが編み出した
おびき寄せ作戦は成功するのでしょうか…。
最後に明かされるおしりたんていの旅の目的にビックリ!
今後が楽しみな、なぞとき絵本です。
この書籍を作った人
トロルは田中陽子(作担当・1976年生まれ)と深澤将秀(絵担当・1981年)によるコンビの作家。
ようやく休暇が取れたおしり探偵。子犬のブラウンを連れて、列車の旅に。しかし盗難事件に出会い、協力を求められ…
毎度、安心度100%の探偵もの。仕事ができる男には、事件のほうから寄ってくる。探偵に休みはないと、男前対応。かっこいい。
今回は知恵を使って解決させていた。列車から降りることなく、華麗に活躍する名探偵の雄姿をぜひ絵本で楽しんで欲しい。
物語の本筋とは全然関係ない部分でも、なにか面白いところを作って提供してくれる。背景の看板や、脇役たち。個性豊かなその他大勢の人たち。巻末のニュース新聞の記事など、どのページにもユーモアがあり、絵を見ているだけでも楽しい。本筋とは別に事件が発生&解決していたりと、盛りだくさん。
ゆるい雰囲気で、軽い話しなので、寝る前に読んでも絶対にうなされることはないと保証できる。楽しい夢が見られそうだ。
(渡辺諦さん 40代)
今回の犯人にもおなら攻撃。ちょっと大人気ない気も(笑)
犯人探しやお尻探し、いろんな楽しみがあって面白いです。
親からすると、ちょっと・・・とも思いますが、
子どもの食いつき方がすごいです。
おしりたんていシリーズ、どれも大好きで何度も読んでいます。
(ccさん 30代 ママ)
5歳の娘の大好きなおしりたんていシリーズです。自分も謎解きをしながら読む、参加型の絵本です。絵本という感じではないかもしれませんが。細かいところまで描かれており、いろいろかくれたお楽しみもあります。そういうところを見つけるのも娘は大好きで、何回も何回も読んでいます。キャラクター設定もおもしろく、娘はそれも大好きです。一冊にいろいろ詰め込まれているので、長く楽しめてお得な感じ(笑)。
第一作より、謎解きは優しくなっているかな。年中さんにはこれくらいがちょうどいいようです。
(じっこさん 30代 ママ)
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