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図書館で起きる、本に関するミステリーを、主人公のしおりが解き明かしていきます。図書館の楽しさもたくさん。
前作も優しく良い物語だったけど、さらに書きなれて良い物語5連、楽しませて頂きました。
図書館マナーが目立った前作に比べ、物語要素が強くなっており、続けば続くだけ読んでしまえそうだった。
ベタかもしれませんが、幻の本のくだりが好きですね。そして主人公の名前を父親が語るシーンに感動しました。
そっか、そんな名前をつけてもらえたら幸せだね。
離婚していても親は親、温かく語られる父子関係、それを取り巻く(少々リアルな感情の)母や親戚。心地よかった。
津々浦々こうであって欲しいと願ってしまう。
ぜひこの挿絵で続きを。 (てぃんくてぃんくさん 40代・せんせい 女の子12歳)
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