この絵本は「わたしが母さんなら」と対になっています。主人公は、ジョン。「あーあ、ぼくが父さんならなー」と始ります。
ピアノのレッスンなんか、なし!
注射も、なし!
髪はボサボサ。床屋なんてむだだよ。
音楽はボリュームいっぱい。うー、しびれる!
家のなかも外も、ぐるぐる かけめぐる
大声でわめきちらせ!
そうなんだ、ぼくが父さんなら
自分の息子は、自由にさせてやるぞ!
ピアノのレッスンなんか させるもんか!
「ああ、でも・・・」
ジョンは友だちにさよならを言ってかけこみ、
ピアノの先生に
「先生おくれてごめんなさい」といいました。
子どもは、なんて たくましいんでしょう!
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