近所の犬を殺したのは誰なのか? 少年の推理は見たことのない世界へ読者を誘う
ひとと上手くつきあえない15歳のクリストファーは、近所の犬が殺されているところに出くわす。シャーロック・ホームズが大好きな彼は、探偵となって犯人を探しだすまでを、一冊の本にまとめようと決める。勇気を出して聞きこみをつづけ、得意の物理と数学、そしてたぐいまれな記憶力で事件の核心へと迫っていくクリストファーだが……冒険を通じて成長する少年の姿が多くの共感を呼び、全世界で舞台化された感動の物語
正直、感動作と書かれていたのに、
共感も感動もあまりできませんでした。
もちろん、今までこんな小説を読んだこともなく、
ストーリーの面白さにぐいぐい引き込まれたのですが、
ついつい親視点で読んでしまい、
もし、自分の子どもがこういう子だったら
自分は育てられるのだろうか、
もし、自分の学生にこういう子がいたら、
適切に相手ができるだろうかと
不安な気持ちばかりが出てきました。
表情もない、触れることもできない子に、
ここまで愛情をもって接することができるだろうか、
世の中のこういう子を育てている親や先生、周囲の人の
心の広さ、大きさ、強さを、本当に尊敬します。 (まことあつさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)
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