このお話は、クレメント・ムーアの詩がもとになっています。 サンタクロースの姿のイメージを決定づけたと言われていて、 昔から世界中で愛されつづけています。
洗練された切り絵で、シルエットが作り出す世界に思わずうっとり。 雪の降る、しんと静まりかえった、クリスマス・イヴの夜を、 まるで、本当に覗いているようです。 月のあかりに照らし出された影に、すこしドキドキしながら、 ページをめくっていくと、そこにはだれもが大好きなあの人が!
黒と白の切り絵のなかに、すこしずつ挿してあるクリスマスカラーの赤、緑、金が、 とても神聖な雰囲気をかもし出しています。
文章も、心に静かに響いてきます。
「すこしの あいだ さくさくと トナカイたちが うごいている ひづめの 音だけが きこえていた」
最後のページ、言葉では言い表せません。 ただ、大切な人と、クリスマスを過ごしたいと、思うことでしょう。
クリスマス・イヴの夜、みんなが寝静まった家で男の子がみたものとは……。おさえられた5色の色彩で描かれた、影絵のようにも見える美しい世界は、大人にも子どもにも神聖なるクリスマスの心の高鳴りを伝えます。 クリスマスを楽しんで欲しい、大切な方へのプレゼントに。
続きを読む
4歳の娘への、クリスマスプレゼントにと思って購入。
今までは、しかけ絵本はすぐに壊れるからと、買ってなかったのですが、そろそろ素敵なしかけ絵本をプレゼントしたいと思っていた時に、この絵本に出会いました。
クレメント・C・ムーアの詩に、美しい切り絵。
思わず私もうっとり。
最後のページでは、娘も「わぁ〜〜〜〜〜!!」と歓声を。
さらに、「お母さん、ありがとう!!お母さん大好き!!」なんてせりふも。(笑)
何度も開いては「きれ〜〜〜い」と大喜びです。
大人になっても楽しめる絵本。大切に宝物にしてほしいです。 (ロニママさん 30代・ママ 女の子4歳)
|