春の庭を舞台に、生きものや草花が共に生きる姿を描いた作品です。満開の花のなかで目覚めるアマガエル。その花の花粉を集めにくるマルハナバチ。ハルジオンにとまるハエトリグモ。それを背後から狙うカナヘビ。そしてオオカマキリの誕生……。庭で起こったいくつもの出来事は、生命の輝きを伝えてくれます。自然や昆虫をテーマにした著作で知られる澤口たまみさんが紡ぎだす世界を、アニメーション監督の米林宏昌さんがみずみずしく鮮やかに描きあげました。
アニメーターの米林宏昌さんが描くと、春の庭もこのようなメルヘンチックな風景になるのだと、ウットリと眺めました。
でも、動きがあったほうが、この方には合っているような気がしました。
何となく美しさが先にたって、 生き物たちの動きが感じられなくなってしまったように想いました。
カナヘビはきっと虫をとらえるでしょう。
コモリグモのシーンを追っていったら、急にアメンボのシーンに変わってしまったところも気になりました。
全体的に中途半端な作品です。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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