教室に黒人はわたしだけ。奴隷制の授業中、みんながわたしを見ているように感じた。わたしは教室の外に逃げたくてしかたなかった。だけど......。逃げるのではなく、ルーツに向き合い、自分を見つめることの大切さを伝える。
2022年という今日に、このような絵本が出版されたことに、驚きと衝撃を受けました。
アメリカで根強く残っている、黒人差別の問題を教育の観点から見据えた絵本です。
白人の子どもたちと一緒に学ぶ教室で、歴史はどのように教えられているのでしょうか。
黒人生徒の先祖が奴隷だったと教えられたら、どうしても偏見や差別意識が生まれかねないと気づかされました。
事実は事実として、いかに伝えるか、どのようにマナブかで、過去の傷は傷として消えることなく、心の奥に残されるのですね。
ロビンソンさんの絵が、黒人少女の憂いを見事に浮き立たせています。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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