緑の草原にちょこんとすわった、かわいらしいライオンは、ライオン一家のすえっこ、カランちゃん。とうさんとかあさん、おおきいねえさん、ちいさいねえさんと一緒に大きな大きな草原に住んでいます。そんなカランちゃんには1つ不満がありました。それは、もうあかちゃんではないのに、家族から「あかちゃん」と呼ばれること!その上、とうさんとねえさんたちだけで「シダヌマのおか」へでかけて、きれいな夕日を見てきたというのです。がまんできなくなったカランちゃんは、とうとう「しまうまのおかにいってきます」と置き手紙をして出発しました。 しかし、途中で、はじめて見るワニに食べられそうになったり、道に迷ったり、たびたびピンチが……。それでも、こわいもの知らずのカランちゃんは、でっかいヘビにつかまって動けないこゾウたちを助けちゃったりする頼もしい場面も!図書室では、あかちゃんライオンの気持ちに共感するのか、いちかわなつこさんのかわいらしい絵にひかれるのか、1、2年生の子ども達に大人気の1冊です。
(秋山朋恵 絵本ナビ編集部)
ライオン一家の末っ子はもうあかちゃんじゃないのに、家族からいつまでも「あかちゃん」と呼ばれるのが、いやでたまりません!
いっぱい甘えたいのに
赤ちゃん扱いされるのはちょっといや。
そう思うのはみんな一緒かもしれません。
大人と一緒の事がしたい、真似したい、
かわいいですね。
ただ無知な分勇気がすごいと思いました。
そうやって成長していくんですね。 (ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子9歳)
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