この本を読んで、自分の身近にあるアジアに、いかに紛争が多いかと再認識させられました。
民族紛争、宗教問題、領土問題、そして思想。
そんな問題を、この本は家族とか住人とか、きわめて自分たちに近い視点で解説しています。
子どもの告発で死刑になった母親の話、亡命しようとした家族が他国の国境警備兵に銃撃され子どもの命が失われた話、子どもには刺激の多い内容ではあります。
しかし、こんなところから日本を考え、アジアを考え、そして世界に通じる家族を考えることがとても大事なことだと思い、手に取りました。
アフガニスタン、チベット、インド、ネパール、ミャンマー、カンボジア、北朝鮮。
近くて遠い国、遠くて近い国。
子どもと一緒に考えたい本です。 (ヒラP21さん 50代・パパ 男の子14歳)
|