
1本のパンを盗んだことで罪人とされるも、人の慈しみにふれ、真実の愛に出会うジャン・ヴァル ジャンの生涯…ユゴーの不朽の名作のうち、ヴァルジャンがコゼットを引き取るまでの物語を荘厳な 絵とともに味わう。

1本のパンを盗んだことで罪人とされるも、人の慈しみにふれ、真実の愛に出会うジャン・ヴァルジャンの生涯。ユゴーの不朽の名作のうち、ヴァルジャンがコゼットを引き取るまでの物語を荘厳な絵とともに味わう。

ヴィクトル・ユゴーの長編作品の要所を絞り出したような作品です。
長編に描かれた人生ドラマの紆余曲折を削ぎ取ってしまったので、断片的にしか把握できないのですが、主人公がどうして、ここまで社会から突き放されなければいけなかったのか、作品の中にある過ちと人間愛が、社会に弄ばれなけれないけなじゃったのか、不可解さだけは浮き立たせています。
原作への導入として、興味をもたせる役割をしっかりとこなしていると思います。
ジェラール・デュボワの絵の、不鮮明さ自体がこの作品に、重要な世界を作っていると思います。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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