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翻訳者 柴田元幸さんにインタビューしました!
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どこの西棟なのか。いったい何が描かれているのか。文章のないモノクロのイラストだけで綴られた世界。どんなストーリーが展開していくのか、すべてが見るものの想像力にゆだねられてしまう、途方もなく怖い作品。
怖いです。
それは、モノクロの絵だから、という理由だけではありません。
与えられている情報、それは西棟(ウエスト・ウイニング)だということだけ。
文字はありません。
30枚のペン画からなる絵は、それぞれが独立していて共通点は見当たらず、
そこは西棟(ウエスト・ウイニング)なんだろうと感じることしかできません。
生活感も無く、突如として現れる人。物。そして、気配。
なんらかの共通点は無いか?それを知る術はないか?
そんなものは無いと思いつつ、ついつい何度も見返してしまうのは、
きっとこの絵から何かを想像したいと願う、見る者のエゴなのかもしれません。
見れば見るほど、なぜこの絵が描かれたのか?と想像したくなる、
途方も無く怖い作品です。ああ、怖い、怖い。 (どんぐりぼうやさん 30代・ママ 男の子11歳)
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