お父さんは、朝、手をふる子どもに見送られ、住宅街の家をでて、団地の前のバス停に並び、駅で満員電車に乗ります。繁華街をとおって会社に着くと……。夜帰ってくるまでのお父さんの1日を、町や駅の風景、そこにいるさまざまな人々の様子とともに、描いていきます。お父さんは、毎日、どこで何をしているのでしょう。絵さがしの楽しみもたっぷりの、字のない絵本です。(こどものとも339号)
絵だけでおとうさんの一日を描いた絵本。
「朝ごはん→町の俯瞰→見送り→バス停→電車にのる→電車の中→
改札→街中→仕事風景→アフター5→帰路→帰宅」
が情景としてこまやかに描かれ、お父さんの行動を見る楽しみ、
お父さんを群衆から探す楽しみ、タウンウオッチ・・・と
いろいろな読み方を楽しめ、見るたびに発見があります。
一度読んだら、毎日毎日リクエストされました。
幼い娘が、サラリーマンの父が、家を出て何をしているか
理解するのに役立ちましたし、タウンウオッチとしても
面白い絵本でした。
絶版のようなので、図書館でみかけたら是非どうぞ。 (ぴょ〜んさん 30代・ママ 女の子5歳、男の子1歳)
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