新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

だいすきなパパへ」 ママの声

だいすきなパパへ 作:ジェシカ・バグリー
訳:なかがわ ちひろ
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2015年07月
ISBN:9784751528068
評価スコア 4.7
評価ランキング 1,746
みんなの声 総数 63
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46件見つかりました

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  • 娘達がもう少し大きくなったら読んであげたい 受賞レビュー

    今年2月、交通事故に遭いました。上の子は保育園、お腹にいた赤ちゃんは急遽帝王切開にて出産し母子ともに無事でした。しかし主人は意識が戻らぬまま1か月後に亡くなりました。相手の信号無視で起こった最悪の事故でした。
    3歳の子は毎日「パパと○○に行ったのー」と願望を言います。下の子はパパとの思い出はありません。上の子も大きくなったらパパとの思い出を忘れてしまうでしょう。
    私自身主人が亡くなりどうしようもない淋しさと悔しさでいっぱいの中、この絵本を読み、ママの思い、子の思いが痛いほど伝わってきました。
    娘達がもう少し大きくなったら一緒に読んであげたい、パパはあなた達をどれだけ大切に思っていたか、一緒に成長を見れないことがどれだけ悔しいか、伝えてあげたいとおもいました。
    ママも辛くても、一生懸命に子どもと接していけばいつか子どもにもわかり、一緒に悲しみを、分かち合える日が来るのかなと思いました。もう二度とパパには会えません。だけど一生懸命生きていかなくてはいけないと改めて思わせてもらいました。
    まだ娘は3歳と0歳、もう少し大きくなったら一緒に読ませていただきます。

    投稿日:2015/08/19

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    18
  • 母心

    • ちょてぃさん
    • 40代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子13歳、女の子9歳

    なんとも切ない母心だなあ!
    子を思う母として、同じ母親として、その気持ちが痛い程、伝わってきました。
    この子は、そばにいない父親を慕って舟を作っては、海へ流していたけれど、結末が実に母親思いで、物分りの良い、大人びた対応な気がしました。
    母親がしていたことは、子を思えばこその行動だったのでしょうが、こどもなら、この母親の行動に怒っても不思議はないと思うのですが・・・
    母一人子一人の美しい家族愛ですね!

    投稿日:2015/08/18

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    3
  • 絵本を見て涙がこぼれました

    だいすきなパパへ

    タイトルを見ただけで、なにかメッセージが込められた絵本であることが伝わってきます。

    そんな気持ちに寄り添いながら、一ページ一ページを大切にかみしめながら読もうと思い、ページをめくりました。

    理由ははっきり書かれていませんが、バークリーにはお父さんがいません。
    でも、幼いバークリーはいつかお父さんが帰ってくると信じています。
    お父さんに届くようにと船を作って浮かべます。きっとお父さんのもとに届くと信じる姿に、母は一緒になってバークリーと船を浮かべています。

    察するに、お父さんはなくなったのでしょう。
    でも幼いバークリーのその思いを知るお母さんは、何も言わずそっと見守っています。

    そんな親子の絆が温かいです。

    そして、またやってきた誕生日。
    メッセージを忘れて家に帰ったバークリー・・そこで目にしたこれまでお父さんに届いたと信じていた船。

    バークリーの取った行動に涙がこぼれました。

    そして、お母さんに対する言葉に・・

    きのうも、おととういも、あしたもあさってもありがとう

    お母さんの気持ちをここまで子どもが感じ取れる子は少ないかもしれません。普通ならせめてしまうかもしれません。

    バークリーのお母さん思いの言葉が胸に響きました。

    最後の だいすきなママへ

    お母さんはこの船を見つけた時、本当に本当に幸せな気分に包まれたことでしょう。
    評価に★5つ以上つけられるものならば・・つけたいほどに心に残る絵本でした。

    投稿日:2016/12/04

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    2
  • 本当にいいお話です

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 滋賀県
    • 男の子5歳、女の子4歳

    読んでいて泣きそうになりました。
    死んでしまったパパへの贈り物を、パパが受け取ってくれていると信じて何度も海に流し続ける息子。そんな息子を悲しませたくなくて、プレゼントを毎回こっそり回収していたママ。
    息子の純粋な気持ちも、お母さんの気持ちも本当に素敵。
    そして、その優しいウソに気づいた息子の対応にまた心うたれます。
    親子で相手を大切に思いあう、愛があふれるお話でした。

    投稿日:2017/03/11

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    1
  • 泣けました。。

    子供に読んであげようとも思ったのですが,我が家の子供は悲しいお話や可哀想なお話を嫌がるので,親の私が読ませていただきました。
    大人が読んでも感動する絵本で,泣けました。
    ママを想う子供,子供を想うママ,母子の絆と優しさがギュッと詰まっていました。
    この母子にはいつまでもいつまでも幸せでいてほしい!!!と思わずにはいられません。

    投稿日:2015/09/07

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    1
  • 涙がでました。

    胸が熱くなり、涙がでました。

    バークリーはもう会えないパパのために、船を作り、カードを添えて海に流します。
    パパに届くようにと願いをこめて。
    作るたびに船作りは上手になっていき、1年たったバークリーの誕生日、バークリーはお母さんの秘密を知ります。
    秘密を知ったバークリーは…?


    バークリーの思い、ママの思いがなんとも切なくてあたたかくて、パパに会いたい気持ちが、バークリーとママの絆をさらに強く深くするような、そんなステキなお話です。
    お互い言葉で何かを伝えるわけではないのに、心は繋がっていて、お互いに思い合っていて、涙がでました。

    投稿日:2015/09/02

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    1
  • せつないね。

    バークリーは、ママとふたりで暮らしています。
    パパは、海の向こうにいます。そこで、バークリーは、海に打ち上げられた木を使って船を作り、想いを込めて、パパへと書いたカードをつけて海に流しました。
    その想いはいつか通じるのではと思いながら、バークリーと一緒にその日を待っていました。
    バークリーのことを大事に思っているママの行動、そして…
    ちょっぴり切ない気持ち、でも、深い愛に包まれて、とても幸せな気持ちになりました。

    投稿日:2015/09/02

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    1
  • 誰かと一緒に読みたい絵本

    • うめちびさん
    • 30代
    • ママ
    • 富山県
    • 女の子4歳、男の子2歳

     この本を娘に読んだとき、「このお話は悲しいお話?それともいいお話?」と聞かれて考え込んでしまいました。
     私がこの本を読んだときは、親子が互いに想い合う気持ちに心を打たれたのですが、娘にとってはバークリーのパパにメッセージを乗せた船は、実はパパの元には届いていなかったから悲しいようにも思えたのかもしれません。だけど、ママがバークリーを優しく、そっと寄り添うように想う気持ちは大きくて深い。それを知ってバークリーもママを想う気持ちを素直に伝えて、この母と子はお互いを想い合って前に進んで行く姿があたたかくて、いいお話にも思えたようです。
     何度も一緒に読んだあと、そのたび娘と色々お話しました。メッセージを乗せた船はパパには届かなかったけど、きっと想いは届いただろうなぁと思います。ここには描かれないけれど、パパもきっとパパだけの方法でバークリーを想ってくれているような気がします。誰かを想う気持ちってとっても素敵だなーと気づかせてくれる絵本です。お話も素敵だけど、お話をさらに深いものにしてくれる絵もとってもよくて、何度も娘と読みました。
     バークリーのパパへ、この親子はとっても素敵な親子です!

    投稿日:2015/09/02

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    1
  • 深く大きな愛

    もう会うことができないパパへの子供の想いと、ママが子供の気持ちを尊重してとった行動。そして全てを知ったバークリーが、ママの大きな愛情をしっかりと感じとっている姿に心打たれ涙が出ました。
    たとえパパがいなかったとしても、大好きなママに愛されて育てば、優しく愛情深い子へと成長するのだと感じました。
    バークリーのママのように、静かだけれど大きな愛情を注いで温かく子供を育てていきたいと改めて感じさせてくれるとても素敵なお話でした。

    投稿日:2015/09/02

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    1
  • 切ないですね

    『バークリーのパパどこにいるの!?』
    息子に聞かれたので、
    『お仕事で遠くにいるのかな!?病気で死んじゃったのかな!?お母さんにも分からないよ』
    と答えました。

    どちらにしても、もう戻らないことを知っているから、バークリーはパパに思いを募らせているのでしょうね…
    毎日、一生懸命育てているママの事を大切に思いながらも、やはりパパに会いたい…

    それが親子なんですね…


    ママは一体どんな気持ちで、毎日船を拾いに行くのでしょう。それを想像すると、切なくてたまりません。
    けれどバークリーは、そんなママの気持ちをちゃんと受け止められたんですね。
    飾られた船はきっと、二人の支えになるはずです。そしてバークリーは、船作りの腕を磨き、将来は何かの職人さんになりそう!!

    決して悲しい物語ではないと思います。
    静かな優しい文章ですが、未来への期待も込められています♪

    投稿日:2015/09/02

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