白井音子

その他の方・60代・新潟県

  • Line

白井音子さんの声

70件中 41 〜 50件目最初のページ 前の10件 3 4 5 6 7 次の10件 最後のページ
自信を持っておすすめしたい 今はハルバルとうさん!   投稿日:2017/05/10
小さなバイキングビッケ
小さなバイキングビッケ 作: ルーネル・ヨンソン
絵: エーヴェット・カールソン
訳: 石渡 利康

出版社: 評論社
そうだった、そうだった!
ナイスアイディアがうかぶと、火花が飛び散るんでした。
なつかしーい!
♪ビッケビッケビッケは海の子バイキング♪
テレビアニメのテーマソングが
思わず口をついてでてきました。

本のビッケは、スラリとして
ちょっとお兄さんのイメージ。

ためし読みさせていただいた後
たまらず、図書館で借りてきて続きを読みました。

アニメで見ていた頃は、だんぜんビッケ応援団でしたが
今こうやって原作を読むと
自分も年を取ったせいか
ハルバルとうさんに心を寄せてしまいます。

ビッケと石運び競争をするときも
便利な文明の利器など考えも及ばず
コツコツと自分の手と足で仕事をするところ、
今どきの各種機器についていけない私を見るようで好感度アップ!
ビッケと本気で対抗するも、彼が「自慢の息子」ってところも。
イルバに頭が上がらないところもね、魅力的。

でも、そのイルバも、奥さん、お母さんの鏡。
ハルバルをどんなに言い負かしても
ちゃーんと尊敬して立てることを忘れない。
だからビッケも「ぼくのお父さんは最高」って言えちゃうんでしょうね。
お手本にしたいような一家です。

子ども達が、子供だった頃に
一緒に読みたかったな。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい スラスラ読むより   投稿日:2016/11/20
1つぶのおこめ
1つぶのおこめ 作・絵: デミ
訳: さくま ゆみこ

出版社: 光村教育図書
インドでうかぶのは二桁の九九。
算数の昔話があるのもうなづけます。

毎年、秋、新米のとれる頃になると
そうそう と思い
この本を読み聞かせに選びます。

初めて読んだ時には
前に借りた方が貼ったのでしょう、長〜い数のそばに付箋!
「五億三千六百八十七万…」と。
私もそのまま使わせてもらいましたが
何度も読むうち、すっかり慣れて
30日目は五億から とインプットされて
スムーズに読めるようになりました。

それでも、これ、スラスラ読むより
いちいち一十百千…と位を数えながら読んだ方が
子ども達に‘大きな数’が伝わるような気がします。
かごを積んだ鹿や牛やラクダ、象の絵で一目瞭然ですけどね。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う ヘリペロビピピラポレアナ   投稿日:2016/10/06
なわとびしましょ
なわとびしましょ 作: 長谷川 義史
出版社: 復刊ドットコム
「誰が入るか、よ〜く見ててね」と4年生に声をかけ
メインの長めの本の前に読みました。

「ペッタンペッタン なわとびしましょ おはいんなさい。」
リズムに乗って読んだらウキウキ楽しくなってくる。

入ってくる面々
おさむらい、ろくろっくび、うちゅうじん…にも意標を突かれるけれど
その名前がいちいち効いてます。
男の子達、入ってくるたび反応!
うちゅうじんは、読み手にとっては難関で
ヘリペロビピピラポレアナ、ヘリペロビピピラポレアナ…
家で何度も何度も練習して
何とかかまずにクリア。

「なわを ふんだの だれですか……。」に
あちこちから「おさむらい」「おさむらい」と。
「おさむらいの誰だっけ?」には
「なんとかざえもん?」
得意顔の私も、実は覚えていなかったのでした。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 夢は自分で   投稿日:2016/09/21
夢は牛のお医者さん
夢は牛のお医者さん 作: 時田 美昭
絵: 江頭 路子

出版社: 小学館
テレビ局が夢ヘの歩みを取材し続け
映画になったと耳にしていました。
それが絵本と児童書になり図書館に入ったので
早速、借りてきました。

子牛を入学させてくれた校長先生
強子たちを出荷まで育ててくれた岡本さん
応援団のお父さん
まわりの大人たちが
ともみさんの夢の種をまき、育てたのでしょうね。

牛の治療に無制限にお金をかけられないこと
乳牛のお母さんに赤ちゃんがいないと肉にされてしまうこと
残酷とも思える現実に
それを食べて生きている人間としては
突き付けられるものがありました。
それと真っ向から向き合うともみさんは
まさに「強くてやさしいお医者さん」です。

15分という朝の読み聞かせには少し長め、ギリギリで
それでも是非聞いてほしくて、6年生に読みました。
奥付のページにある現在のともみさんのお勤め先も読んで伝えると
「えー、ほんとの話!?」
私たちの暮らす上越の診療所なので
子ども達は実話ということが実感できたのではと思います。

私自身も
夢は「叶いますように」ではなく
「自分で叶えるのだ」と教えられました。
参考になりました。 1人

自信を持っておすすめしたい ほんとに   投稿日:2016/09/09
わんわん わんわん
わんわん わんわん 作・絵: 高畠 純
出版社: 理論社
あれ!?
左ページのなき声と、右ページの動物たちが、おんなじ位置!
文字の大きさで、声の大きさまでわかります。
なき声を読んだだけなのに、どうぶつ語の通訳になれた気分でした。

動物たちの白、黒、ピンクがシンプルで
バックの色がとてもきれいに映ります。
1羽と5頭が勢ぞろいでなくページは
バックの色も色とりどりで、にぎやか、にぎやか。

めへーめへー
やぎさんのとぼけた表情と
力の抜けたなき声に思わずクスッ。

ぞうさんが向こうからやってきて一同「ん!?」
でっかい「プオーン」を見送るまで無言。
その後、なき声爆発、大騒ぎ…にもクスクスッ。

「くすくすえほん」って、ほんとだなぁ。
「くすくす」えほんを楽しんだチビッ子ちゃんはきっと
「すくすく」育つんだろうな。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい 文字がスキップ   投稿日:2016/07/18
ぼくの ベンチに しろいとり
ぼくの ベンチに しろいとり 作・絵: 葉 祥明
出版社: 至光社
うちの本棚にあるのは、題名『Jake』の英語版です。
学生の頃、葉さんの絵がそれはそれは大好きで
最初の絵本『ぼくのベンチにしろいとり』を探すも出会えず。
ある日見つけた『Jake』…きっとこれがそうだよね と。

今回、ン十年の時を経て
ためし読みで、比べながら読ませていただきました。

翻訳前の日本語で、気持ちが弾んだのはここ!
「ベンチ ベンチ ぼくのベンチ」の文字がスキップするよう。
「ち ちち」「わん わん わん」は
とりのさえずりと、ジェイクの吠える声が
あっちとこっちから聞こえてくるのが文字の踊り方でわかります。
「ぱた ぱた ぱた」も
とりが羽ばたくように散らし書きされ
読んでいて楽しくなりました。

ぼくのベンチを横取りしちゃって―と最初はおかんむりだったのに
話を聞いてあげ、
一宿はないけど一飯を提供し
一緒に仲間を探して、見送って…
最後のページ
ベンチに丸まり、ため息つきそなジェイクの表情。
ベンチを分け合いたいなって。

しろいとり
きっと、また来るよね、ジェイクに会いに。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う オレンジ色は仲良しのしるし   投稿日:2016/03/20
ぼくだよ ぼくだよ
ぼくだよ ぼくだよ 作: きくち ちき
出版社: 理論社
自分がこどもだった頃にも、息子たちが小さかった頃にも
よく、でくわしましたね、こんな自慢合戦。
自分のネタが尽きると
「オレんちのお父さんなんか○○できるしぃー」
「オレんちの犬なんか…」と次々広がっていったものですが
木になったり、ワニになったり とはおそれいりました。

ヒョウVSライオン
両者、負けん気が強そうですもんね。

木の上から見下ろすヒョウとちっちゃいライオン
空を飛ぶライオンとちっちゃいヒョウ
木の高さや空の高さを感じます。

黄色が赤を覆ってグルグルかきまわして「おおあらし」
赤が黄色にかぶさって「たいよう」
そして混然一体になって「きもちいいね」
ページいっぱいに黄色と赤が広がって
ヒョウもライオンも笑顔、笑顔。
目玉の位置に、こちらも笑顔。
言い合えば言い合うほど仲良し!

混ざりあったオレンジ色の中
同じくらいの大きさの影をのばして、しみじみ〜
…かと思えば 
まだ自慢合戦は続いていて クスッ

「もう、絵の具、使ってる?」に、うなづく1年生に読みました。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う 命のおおもと   投稿日:2016/02/29
海辺のジェイク〜JAKE’S BEACH〜
海辺のジェイク〜JAKE’S BEACH〜 絵・文: 葉 祥明
訳: リサ・ヴォ−ト

出版社: Jリサーチ出版
そのむかし
公園で白い鳥と、ともだちになるジェイクに出会いました。

いま、再び出会ったジェイクは、浦島ジェイク!

ちょうど、天童荒太さんの『ムーンライトダイバー』という
被災地の夜の海に潜り
月明かりを頼りに遺品を探す小説を読み終えた直後でしたので
ジェイクの行く海と共鳴し合って
満月の光に照らされる海に
美しさだけでなく
畏れや祈りが感じられました。

いつか父の法事の時
住職さんが話されました。
「亡くなられた方は、月の光になってみなさんを照らしてくださっているのですよ。」と。
静かで澄んだ月の光を見つめていると
たしかにそう思えてくるのでした。

ひとの誕生と臨終も
月の満ち欠けや潮の満ち引きと密接だと聞きますし、
もともと生物が海で生まれたことを思うと
月光に照らされる海は、命のおおもと、
私達の魂が安心してかえっていくところなのかもしれません。
貝の中で眠るジェイクにもそれを見るようでした。

さて10年後
みたび、どんなジェイクに会えるのか
私も楽しみです。
参考になりました。 0人

なかなかよいと思う ひとりもいいけれど   投稿日:2016/02/23
ベルナルさんのぼうし
ベルナルさんのぼうし 作: いまい あやの
出版社: BL出版
誰に遠慮もいらないし
好きなことを好きなようにやって過ごせるし
ひとりって気軽で好き―と私も思っています。
でも、ときには
誰かと同じものを見て笑いたい。
大勢で同じ歌を歌いたい。
それがどんなに楽しいか知っているから。

ベルナルさんの中にも
きっと両方の思いが住んでいたんじゃないかと思います。
後者にはまだ気づいていなかっただけで。
それが鳥たちには、わかったのかもしれません。
鳥たちのほうが先にベルナルさんと仲良しになりたいなと思ったのかな。

「ぜんぜん心配なんかしてないぞ」って
毎日外をながめているベルナルさんが好きだな〜。
参考になりました。 0人

自信を持っておすすめしたい ほっぺがキュッと   投稿日:2015/12/20
じゃむ じゃむ どんくまさん
じゃむ じゃむ どんくまさん 作: 蔵冨 千鶴子
絵: 柿本 幸造

出版社: 至光社
どんくまさんとの出会いは30年以上も前。
大学時代
新宿の駅ビル内の山下書店さんが
道草と待ち合わせの定番だった頃。

今回のレビュコンで再会できました。
あーどんくまさん
ずーっとずっと 愛され続けてきたんですねぇ。

どんくまさんのおはなしは
どれもクスッと笑っちゃう失敗が憎めず
めでたしめでたしで終わるので安心してページをめくれます。
そんな中で『じゃむ じゃむ どんくまさん』は
絵がいいなぁとうっとりします。

頭に落ちていくりんご。

ゆすれ ゆすれ
ものすごい勢いでりんごが落ちてきて
読んでいる私にもぶつかってきそうです。

山盛のりんごを抱えて運ぶどんくまさん
影もまた山盛のりんごを抱えて。

じゃむを煮る鍋の湯気の向こうに
どんくまさんのそれはそれは大きな手、太い腕。

背中の壺についてきたかわいいミツバチたち。

叱られるどんくまさんのまるまった背中
申し訳なさそうな上目遣いとお膝に揃えられた手。

みーんなニコニコしちゃう絵だけれど
一番魅かれるのは
再びじゃむを煮るページ。
どんくまさんもおじさんも
まさにりんごじゃむ色のベールに包まれて
どんくまさんの表情のなんと恍惚としていることでしょう。
私のほっぺの内側も思わずキュッとなっちゃって。

最後のページのジャムの瓶
手作り感にあふれてて
私もひと瓶ほしいなぁ。
できたら、ラベルが鏡文字になってるのが欲しいなぁ。
参考になりました。 0人

70件中 41 〜 50件目最初のページ 前の10件 3 4 5 6 7 次の10件 最後のページ

【特集】絵本ナビのクリスマス2025

出版社おすすめ

  • つきのうさぎ 改訂版
    つきのうさぎ 改訂版
    出版社:瑞雲舎 瑞雲舎の特集ページがあります!
    お月さまにうさぎがくらすことになったわけとは? 良寛様の長唄で知られる「月の兎」を元にした絵本

全ページためしよみ
年齢別絵本セット