好評につき2刷!ことわざがつながって、ひとつの物語になったおもしろ絵本
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絵本紹介
2022.02.15
みどころ
おきゃくさまの夢を買ってアメに変え、そのアメを売る「ゆめぎんこう」。店主のぺんぺんが相棒のもぐもぐと営むこのお店は、次々とお客様がやってくる人気店です。
ある日、お店に小さなお客さまがやってきます。遠慮がちにお店を去ろうとするおきゃくさまを、店主のペンペンがお茶に誘いました。ぽつりぽつりと悩みを打ち明けるおきゃくさま。どうやら悪い夢ばかり見て眠れないようです。ぺんぺんももぐもぐも、実は怖い夢が苦手。眠るのが怖くなってしまった経験があるのです。でも、ぺんぺんは仕事を譲り受けたおじいちゃんの言葉を思い出し、おきゃくさまの夢を買い取る決心をします。
水彩画で描かれた、やわらかでふわふわした印象の本作。コンドウアキさんのイラストは、大人も夢中にしてしまう魅力がありますね。結構ハードな仕事をこなすもぐもぐの表情は、何度見ても笑えます。水玉模様のテーブルクロスやりんご柄のベッドカバーなど、おしゃれなインテリアにも注目するのも楽しいですよ。
「ゆめぎんこう」シリーズの2作目は、なんだか夢見心地になれる、やさしいおはなし。「こわい夢をみてもだいじょうぶ」というぺんぺんの言葉が、私たちのお守りになってくれそうです。
この書籍を作った人
1997年文具メーカー、デザイン室入社。みかんぼうや、リラックマ、などのキャラクターの原案から商品全般を担当し、2003年同社退社。現在はフリーとして活躍中。著書に『うさぎのモフィ』、『リラックマ』、『おくたん&だんなちゃん』、『みかんぼうや』、『トリペと 妊婦、はじめました』などがある。
絵もお話も可愛いゆめぎんこうシリーズ。今回のお客さまは悪い夢ばかり見るから眠れないみたい。ぺんぺんともぐもぐも実は怖い夢は苦手…だけれど、おじいさんの言葉を思い出して、お客さまの夢を買い取る決心をします。 苦手なものでもやってみよう、と勇気を出すぺんぺんたちの前向きな姿勢、その後押しをするおじいちゃんの言葉が素敵です。夢に限らず、日常でもちょっと苦手かも…でも勇気を出して誰かに手を差し伸べるために一歩を踏み出したいときはありますよね。そんな時に背中を押してくれる本です。 また、お客さまの夢も悪夢ばかりではなく、何か一面だけを見ると悪いところばかりが目につくけれど、実はそれだけじゃないということを優しく教えてくれると感じました。 結末までとても優しくて可愛い本です。
(じゃすさん 30代 ママ)
怖い夢をみても大丈夫
夜寝るときに見る夢を食べて飴玉にするゆめぎんこう。 今回のお客様は 怖い夢をみるという相談です。 どんな怖い夢を見ているのかと思ったら、怖い夢を見る前にたくさん楽しい夢をみていました。 怖い夢って記憶に残りやすいし、起きる直前にみていたものも印象に残りますよね。 楽しい夢の飴玉をお守りにしたら、怖い夢にうなされて目覚めても、また安心して眠れそう。 ゆめぎんこう、一度いってみたいです。
(バーバショコラさん 30代 ママ)
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